10月31日の衆院選で当選確実の一報が出たのは、日付をまたいだ午前2時近く。うれしさを噛み締めながらも「国民に選択していただいたとの思いを強くした」と振り返る。国会初登庁で議員バッジを付けた時には、さらに身が引き締まったという。
選挙期間中、「古い仕組みを新しく」をキャッチフレーズに、多様性が認められるダイバーシティ&インクルージョンの社会づくりや安心で持続可能な社会保障制度の構築を訴えた。
親しみやすい人柄もあり、街頭で演説に立つと中高生からも気軽に声を掛けられた。有権者の反応から「身近な挑戦者と感じてもらえたのかもしれない」。獲得した6万9594票については「今の境遇を変えてほしいという有権者の思いの形」と受け止める。
国政では第3極としての存在感をどう示すのかに注目が集まる日本維新の会。長年、児童福祉施設を経営し、障害児と接してきた経験から、国政では子育て政策に力を注ぎたいと意欲。「若い人の持てる力を発揮しやすい社会にしていきたい」と力を込める。一方、地元活動では様々な地域コミュニティーに入り、名前と顔を覚えてもらうとともに、様々な要望に耳を傾け、政策に反映させていきたいとも。
人生修業として政治家秘書を選び、城島光力元財務大臣の下で、約10年間、政治のイロハを学んだ。2011年の東日本大震災で、被災地支援を充実させるには、「個人の力だけでは限界がある。政治の力が必要だ」と痛感。「自分が政治家になって少しでも社会を良くしたい」との思いを抱いた。政治家を志した原点だ。2013年には東京都議選に挑戦した。
妻、二男一女の5人家族。一家団らんの時間がなかなか持てないのが少しつらいところ。趣味は読書でドキュメンタリーや人物評伝の作品を好んで読む。
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