川崎浮世絵ギャラリー(川崎区駅前本町12の1)で「小倉擬百人一首」の展示が行われている。2月6日まで。
小倉百人一首は、鎌倉時代の歌人・藤原定家が選定したといわれる100首の和歌。江戸時代にはカルタとして広まった。
同展では、この和歌にちなんだ100枚ぞろいの錦絵シリーズを紹介する。絵を手掛けたのは、歌川国芳、歌川広重、三代歌川豊国(国貞)の幕末をけん引した3人の浮世絵師。展示しているシリーズは一見、武者絵や故事絵のようだが、実は多くが歌舞伎の名場面。天保の改革で役者絵が禁じられた中、絵師たちの工夫が垣間見える。同館の担当者は「3大巨匠が百人一首の世界で繰り広げる夢の共演をお楽しみください」と呼びかける。
入館料は一般500円、高校生以下無料。開館は午前11時から午後6時30分まで。月曜休館。問い合わせは【電話】044・280・9511。
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