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中原区 文化

公開日:2026.02.13

開拓使の小説で奨励賞
区内在住 勝間田憲男さん

  • メダルと賞状を手にする勝間田さん

    メダルと賞状を手にする勝間田さん

 40歳以上の人が書いたオリジナルの短編小説作品を対象とした「銀華文学賞」で、区内在住の勝間田憲男さん(58)が奨励賞を受賞した。

 文芸思潮が主催する同文学賞は、壮年・熟年・シルバー世代の文芸創作活動に光を当て、その小説作品を賞揚し、文学創作エネルギーを懸賞するもの。18回目となる今回は、全国から218篇の応募があり、特別賞に1作品、優秀賞に2作品、奨励賞に15作品が選ばれた。

 奨励賞を受賞した勝間田さんの作品名は『最果ての島(モシリ)へ』。400字詰め原稿用紙で50枚以内の規定の中で、陸奥国三厩出身の柳谷万之助が、誰も成し遂げたことのない礼文島でアイヌの人たちと協力して開拓に奮闘するという時代小説を半年ほどかけて書き上げた。勝間田さんは、20年程前に礼文島に行ったこともあり、「柳谷万之助は実在した人物だが、資料がまったくない。だから着目、着想し物語をつくっていった」と話す。現代語とアイヌ語を並列で書くことにこだわり、苦労したという。今回の受賞については「うれしかった。それでも3番目だったので、上の賞がほしかった」と感想を話す。今年の同文学賞にも応募する予定で、現在執筆中だ。「長年書きたいと思っていた川崎を舞台にした純文学で挑戦したい」と意欲を見せる。

 40歳から執筆活動をはじめ、これまでも立川文学賞、廣島小説大賞での受賞歴がある勝間田さん。本を読むこと、文章を書くことが好きだという。「これからも楽しみながら続けていきたい」と笑顔で語る。

 なお、今回の受賞作品は春または夏に発行される「文芸思潮」で読むことができる。

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