モトスミ・ブレーメン通り商店街の青年部部長として地域活性化に取り組む 松本 真徳(まさのり)さん 木月在勤 35歳
苦境乗り越え、笑顔届け
○…「個性あふれる商店街の人たちをもっと知ってもらえるよう盛り上げていきたい」。コロナ禍で活動が制限される中、イベントや部会の集まりのオンライン化に着手。撮影から企画まで一人で行い、今年から公開した商店街紹介動画「シネマティック・モトスミヨシ」も好評だ。4月からは青年部部長を再任することが決まった。2期連続は42代続く青年部の歴史で初だという。
○…元ヘビー級のボクサー。2009年にプロデビューし、「ひまわり真」のリングネームで180センチの体格と右腕の強力なパンチを武器に戦歴は2戦2勝。日本ヘビー級4回戦で利き腕を脱臼したのを最後に、ボクサー人生を諦めて柔道整復師の道へ。「高校時代は柔道の試合中にひざのじん帯断裂や骨折などを経験した。大けがばかりして痛みを知っているから、整骨院で人の痛みと向き合う仕事にやりがいを感じる」と笑う。
○…小さいころから吃音の症状があり、人前で話すことが苦手だった。「中・高校のときがひどく、人の顔色ばかり気にしていた」。専門学校の恩師から「欠点なんてみんなある。気にしなくていい」と言われ、吹っ切れた。柔道、ボクシング、そして趣味のカメラと、とことんのめり込むタイプ。「好奇心しかない。まずは自分が楽しまないとね」。休日は家族と過ごすことを一番に考え、小2の娘が習っている空手も始めた。
○…商店街にある整骨院の院長として働き始めて11年。青年部には2代目や3代目だけでなく、経営者以外のメンバーも増えた。2期目に向け「昔からいる人と外から来た人の交流を促進し、気軽に参加できるような環境をつくりたい」。店舗同士のコラボ商品開発など、新しいことにも挑戦するつもりだ。
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5月10日