中原区 人物風土記
公開日:2022.03.18
暮らしを彩る社会実験を行った、武蔵小杉エリアプラットフォームの事務局を引き受ける
谷村 晃子さん
小杉御殿町在住 38歳
理想のまちへ感性注ぐ
○…武蔵小杉を居心地の良い空間に―。官民22者が共通のビジョンを持ち、約1年会議を重ね今月実現させた社会実験。「芝生広場で親子同士が交流したり、高齢者の体操の輪に園児が参加したり。ぜひ次も、という声を多く頂きました」と、確かな手応えをつかんだ。次の課題は事業化。「企業が参加する以上は収入につなげることが大切。利益を生む仕組みを作り、街全体に還元できれば」と意欲を見せる。
○…行政や地域からの依頼を受け、街をデザインするコンサル企業で実績を残してきた「まちづくりの専門家」。仙台、静岡、広島などに出向き息を吹き込んできた一方、自分の街ではないもどかしさを感じたことも。業務が多忙を極めたこともあり2年前に独立。同時に武蔵小杉の街の発展を支える組織「エリマネ」の一員になった。「今回の実験もエリマネを土台に、地元の色んな分野の方と接することができているのが幸せ」と充実感に満ちる。
○…群馬・前橋市生まれ。高3の頃、京都へ一人旅に出掛けた時、人の温もりを感じて移住を決意。「人見知りだった性格が変わったのは関西に住んだおかげ」。京都造形芸術大学(当時)で学んだことは今の糧だ。独立してからは生活にゆとりも。「会社員時代は土日も仕事に追われ、子どもを実家に預けるため車で群馬まで往復するのが辛くて。今は家族4人で食卓を囲めていますね」
○…「振り返れば直感で歩んできた人生。でも間違っていなかったと思える」。その感性を今、武蔵小杉に注ぐ。夢は、子どもが大人になっても戻ってきたくなる街をつくること。「タワマンだけじゃない。等々力緑地や多摩川。周辺にはすてきなお店がいっぱい」。地域の仲間とともに、理想を形に変えていく。
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