野球日本代表「侍ジャパン」U-12のメンバーに、今井中学校1年生の土屋惇登さん(12)が選ばれた。今月29日から台湾で開催されるワールドカップに出場し、米国やメキシコなど世界12か国の代表と対戦する。
土屋さんは動画撮影による一次審査を通過し、先月都内で行われた最終選考会に臨んだ。投手や遊撃手として鍛えてきた、ボールさばきや送球スピードなど自慢の守備力をアピール。33人が参加した中、日本代表18人の枠を勝ち取った。メールで結果を知ったという父・大輔さんは「手が震えて。すぐに息子に伝えました」と話し、土屋さんは「(選考会で)自分の力を出し切れなかったけど選ばれて良かった」と笑顔で振り返った。
毎朝、河川敷で
土屋さんが野球を始めたのは5歳の頃。「キャッチボールをしたら反応が良かった」と大輔さんが才能を感じ、親子で練習を開始。当時住んでいた東京・港区の少年野球チームに所属し、投手で4番を務めるなど活躍した。今は全国屈指の強豪「東京城南ボーイズ」で汗を流す。
毎朝6時に起き、多摩川河川敷で父と練習を積むことが日課。雨の日は部屋で素振り100本がノルマだ。151センチ、48キロと同年代では小柄な体格も、食事の量を増やすなどして体づくりも意識する。
放課後は学校の友人と、区内の施設や公園で卓球やバレーボールなど他のスポーツも楽しみ、学校生活を充実させている土屋さん。夢は、プロ野球からメジャーの選手になること。6年生だった昨春、地区大会の決勝でホームランを放ちチームを勢いづけた土屋さん。「次はジャパンのユニホームを着て、日本代表として勝利に貢献したい」と活躍を誓った。
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