中原区 教育
公開日：2023.02.03
薬物｢断る勇気を｣
指導員が木月小で授業
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真剣に耳を傾ける児童
木月小学校で１月25日、６年生を対象にした薬物乱用防止教室が開催された。
神奈川県薬物乱用防止指導員協議会中原支部（松本陽子支部長）が協力し、10年以上に渡って行われているもの。当日は松本支部長と指導員の安藤均さん、井元雄一さんが同校を訪れた。授業では、脳を破壊し自分の意思ではやめることのできない薬物の恐ろしさをまとめた動画を上映。また薬物のサンプルを児童に見せ、身近に潜む危険性を説明した。
保護司でもある安藤さんは、自身が担当した少年が、保護観察期間が終わる直前に再び薬物で逮捕された経験について語り「一度手を出すと断ち切るのはとても難しい。関わらない強い意志を持って」と呼び掛けた。井元さんは「仲のいい友達に誘われたら」と投げ掛け「親を使う、変な人を装って断る」など具体的な対処法を説明。薬物が反社会的組織の資金源になることにも触れ「一生懸命頑張っている人を食い物にする人がいる。お父さんお母さんを悲しませないで」と訴えた。
授業を受けた平野裕也さんは「誘われても断る勇気を持ちたい」、大塚優李さんは「薬物がすごく危ないことがわかった。断る強い心を持って暮らしたい」と話した。
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