戻る

中原区 人物風土記

公開日:2023.05.26

「なかはら散策ガイドの会」の会長に就任した
清水 正美さん
中丸子在住 65歳

地元愛を胸に、学び続け

 ○…街の魅力を学ぶ区主催の講座の受講生らで結成し13年になるボランティア団体「なかはら散策ガイドの会」。「会長として、生まれ育った中原区の歴史や文化財を通し、地元愛が芽生える情報を発信していきたい」と意気込む。結成時30人だった会員が高齢化などで減少し、現在のメンバーは平均年齢75歳の14人。歴史を伝えていくために重要なガイドを増やしたいと、6月から養成講座を開く。「街の隅々まで知る案内人になって一緒に活動してほしい」と呼び掛ける。

 ○…大学卒業後、会計監査事務所に勤務し、企業経営のリスク管理などに関わった。相手を納得させるプレゼンをするための資料作りには時間をかけた。この不正をしないルールづくりに携わった経験は「その後の人生において、迷ったときに正しい方向へ導いてくれる指標になっている」

 ○…宮内小、宮内中出身。仕事で一度は外に出たが、今は区内に戻って妻と二人暮らし。休日には宮内の実家の畑で汗を流す。トマトやキュウリ、ナスなど季節の野菜を育て、5歳から7カ月まで3人の孫たちと一緒に土とたわむれるひとときが息抜き。「息子や娘も地元が好きで近所に住んでいる。収穫した作物を分け合ったり、いい関係が築けているんじゃないかな」と笑う。

 ○…地域について学ぶために生徒として通った生涯学習の場・市民アカデミーには参与として関わり情熱を注ぐ。中原街道でつながる平塚市のガイドの会との連携、市制100周年に向け区を越えたつながりをつくるための橋渡し役も務める。「都市化が進む武蔵小杉周辺に地掘りできる花農家があるといった身近な情報を伝えていきたい。まずは地元に目を向けてもらうきっかけができたら」と意欲を燃やす。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

中原区 人物風土記の新着記事

中原区 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS