意見広告・議会報告
市政報告vol.97 中原平和公園にもバスケットゴール等を、住民理解を得て設置してもよいのでは。 川崎市議会議員 末永 直
6月8日のまちづくり委員会で、バスケットボールやスケートボード等ができる環境整備について報告がありました。新たに公園に設置する場合の整備場所の考え方について4つの条件が提示されました。【1】管理面積2千平米以上、【2】広場と隣接住宅との距離100メートル以上又は高低差があること、【3】高架下、線路や幹線道路に隣接していること、【4】トイレがある公園であること。これらを満たすのは、公園13箇所、河川敷23箇所とのことです。中原区と多摩区の公園だけが該当しません。
中原区に該当する公園がない、ということで大変残念でした。さりとてトイレの有無が基準の一つになっていることが理解できず、理由を質問しました。「多くの方が集まってくるというときにトイレの利用がどうしても求められるということを想定して今回設定した」(担当課長答弁)とのことでした。市内にはトイレがない公園も多く、行政は公園に対し、多くの方が集まらないものだと認識しているのではないかと疑わざるを得ませんでした。
本基準において、トイレの条件を外した場合どうなるのかということを資料要求し、後日、対象公園から外れた公園は川崎区鷹取公園、麻生区南黒川第二公園の2公園が示されました。
やはり市街化が進んでいる中原区では無理なのでしょうか。
委員会では「状況によっては設置ができると考えている」(担当課長)とのことで、どういう状況?と疑問でした。
スポーツのまちかわさきを掲げる本市として、理想は全区で設置をすべきだと考えます。公園周辺住民の理解を得ることは大前提ではありますが。もやもや感が拭い去れなかったので、7月4日の一般質問で建設緑政局長に伺いました。「条件を満たさない箇所で設置の要望があった場合についても、地域との合意形成や立地条件等を確認した上で、常設の可能性のある箇所については、実証実験を行い、設置の判断をする」とのことでした。
過日、中原平和公園に、子供用のバスケットゴールを持ってきてお子さんと遊んでいる御家族を見ました。中原平和公園は、【2】広場と隣接住宅との距離100メートル以上又は高低差があること、のみ該当しません。設置する場所にもよりますが、100メートル以内の住宅との間には幹線道路が挟まっています。音はそこまで気にならないと思います。
地域との合意形成さえできれば実現可能だと考えます。いかがでしょうか。
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2月7日