芸能事務所「ホリプロ」(菅井敦代表取締役社長)が川崎駅西口で建設を進めてきたライブハウス「SUPERNOVA KAWASAKI(スペルノーヴァ カワサキ)」が10月15日にオープンした。音楽やエンタメなど、若者文化の発信基地を目指す。
披露式であいさつした菅井社長は「地元に根差したライブハウスの運営にチャレンジすることに喜びを感じ夢を抱いている。音楽の登竜門として認知され、日本のエンタメの力になることで、川崎市の活性化にも貢献したい」と力強く語った。また、同社が山口百恵さんを筆頭に音楽プロダクションとして成長した経緯に触れ「最近では俳優の活躍が目覚ましいが、もう一度、音楽の大きなうねりが生み出せる場所にしたい」と意気込んだ。福田紀彦市長は「川崎市は若者の挑戦を全力で応援している。その大きな拠点となるのがスペルノーヴァ。力を合わせ盛り上げていきたい」と期待を寄せ、握手を交わした。
「スペルノーヴァ カワサキ」は、ホリプロが初めて手掛けるライブハウス。JR川崎駅改札口からペデストリアンデッキで直結。スタンディングで500人が入る大ホールと、催事や会議などに使える小ホール、展示会などに利用できる多目的ホールで構成される。また、災害時の避難場所としての利用も想定し、防災備蓄倉庫も設置されている。
支配人の中村優作さんによると、地元の高校生から軽音楽部の大会を開いてほしいと要望があり、企画していきたいとした。「川崎からスターが生まれる日が来てほしい」と話した。
初日は川崎総合科学高校出身のスリーピースバンド「SHISHAMO」が、こけら落とし公演を実施。小ホールでは写真展が開催され、多くのファンが訪れた。
伝統イベント、川崎で
11月4日には石原さとみさんらを輩出してきたホリプロの伝統オーディション「ホリプロタレントスカウトキャラバン」を市内で初めて実施。2万人を超える応募の中から、広島県出身の塚本恋乃葉(このは)さん(19)がグランプリに輝いた。
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