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公開日:2023.11.17

川崎市文化賞等
功績称え、市民に栄誉
区内からはアゼリア輝賞

  • 福田市紀彦市長を囲む受賞者ら(上)と、TANAKAさん(下)

 川崎市の文化芸術や地域社会への功績をたたえる「川崎市文化賞等」の贈呈式が11月8日、市役所本庁舎で開かれた。区内からはプロダンスチームを率いるKEITA TANAKAさん(45)が受賞した。

 文化、芸術分野で活躍する若手らに贈られるアゼリア輝賞に選ばれた市内出身のダンサー・KEITA TANAKAさん。武蔵新城駅近くに練習拠点がある「カドカワドリームズ」の総監督として、国内プロダンスリーグ・Dリーグ2022―23シーズンチャンピオンシップで優勝。その後、世界大会で3位を獲得するなど輝かしい成績を収め、今後の活躍が期待される。「仲間に感謝し、溝ノ口駅前で練習に明け暮れていたころの自分に教えたい」と喜びを語った。同賞にはほかに、ピアニスト・黒木雪音さん(24)、スキー選手・古賀結那さん(21)が選ばれた。

 文化賞に選ばれた片山世紀雄さん(82)は、全国に先駆け市立小学校全校へ特別支援学級の設置に尽力。同じく文化賞を受賞した初音家左橋さん(67)は、市内で開かれる寄席の世話人を11年間務め、自らも出演。卓越した話芸と誠実な人柄でファンを魅了している。

 地域社会の向上・発展への功績をたたえる社会功労賞も2人が受賞。医師の岡野敏明さん(64)は、東日本大震災での被災地の救護活動、小学生らが男に包丁で襲われた登戸事件では児童の心のケアに取り組んだ。社会福祉法人理事長の明石洋子さん(77)は、自閉症児の親として障害児の療育や教育環境の整備などに取り組み、現在も障害者の権利擁護活動に尽力している。

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