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中原区 社会

公開日:2024.01.26

日医大武蔵小杉病院
「震度6強」想定し防災訓練
消防団や町内会と連携

  • けが人の振り分けを行うスタッフ(上)、搬送作業を手伝う消防団員(下)

 日本医科大学武蔵小杉病院(谷合信彦院長)は1月20日、救命救急センターなどで首都圏直下型地震に備えた訓練を行った。中原消防団、中原消防ボランティア委員会と連携し、けが人役として小杉町一丁目町内会、一般参加者ら約150人が参加した。

 訓練は「市内で震度6強の地震が発生し、鉄道やライフライン等が止まる中、被災した多数の傷病者が発生している状況」を想定。1階の正面入り口で、けが人の対処法を色分けするトリアージを行った。けがの状態を瞬時に判断するため、歩行や呼吸、意識などをその場で診断し、停電で電子カルテが使えない状況下、紙のトリアージタグで対応。傷病により軽症者待機場、救命救急処置室などへ誘導した。

 特殊メイクを施し、指導を受けたけが人役の迫真の演技で現場は緊迫した空気に。けが人役を務めた市ノ坪の蔵原希さん(42)は「能登半島地震が起こり、いざというときに地元の病院ではどんな対応をするのかを知りたくて参加した」と話した。

 院内の訓練では、入院患者らの安全確認や災害発生時の報告要領を確認。各担当スタッフが無線で連絡を取りながら手順に従い、声掛けしながら取り組んだ。谷合院長は「いかに災害死を少なくするか、地域と連携して取り組めた貴重な機会となった」と評した。

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