中原区 教育
公開日:2024.02.16
読書コン入賞発表
最優秀賞は9作品
藤嶋氏「理科に関心もって」
川崎市内などの小学生を対象に昨夏から募集していた「友だちに薦めたいこの1冊コンクール」の入賞作品が2月9日に発表され、応募総数4062点の中から、最優秀賞9点、優秀賞14点が選ばれた。
このコンクールは、科学教育の普及・啓発を目的に、東京応化科学技術振興財団(中原区中丸子/藤嶋昭理事長)が主催。42冊の推薦図書を対象に、「読書感想文」、絵やイラストで表現する「本の帯」、短い言葉で紹介する「ポップ」の3部門で募り、初開催した昨年より9校多い91校から応募があった。今回新たな試みとして、感想文に保護者のコメント欄を設置。約半数に記載があったといい、藤嶋理事長は「親子共通の話題で会話が増えたり、子どもの成長を願ったりする様子が感じられた」と思いをはせた。
同財団は、日本の未来を担う子どもに科学の知識、想像力や発見、諦めない気持ちなどを育んでもらおうと、2014年から市内外の小中高校に約30万冊の図書を寄贈。出前授業なども行ってきた。近年、理科離れや活字離れが叫ばれる中、藤嶋理事長は「本を読み、関心を持ち、考えることが大切。友だちに薦めたいとの声も多く、ぜひ期待したい」と話した。
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