法政大学第二高校(木月大町)重量挙部の古賀新之佑さん(2年)が、3月23日から26日に石川県金沢市で行われた「全国高校ウエイトリフティング競技選抜大会」の男子61kg級で優勝した。同大会での優勝は1954年の創部以来初。
競技はバーベルを一気に上げるスナッチと、肩の高さで止めてから上げるクリーン&ジャークの2種目の最高重量の合計で決まる。204kgを持ち上げて優勝を果たした古賀さんは、「昨年、準優勝で悔し涙を流した先輩の借りが返せた。けがもあって痛み止めを飲んで挑んだが、運にも助けられた」と話した。ライバルの失敗で転がり込んだ勝利に嬉しさは半分というが、初の栄冠をつかんだ。
これで8月に韓国で開催される「日中韓ジュニア交流競技会」の日本代表にも選出。夏のインターハイと合わせ、ベストな状態で臨むために今は体力の回復に努める。大会後、岐阜県の祖父の元に向かい、金メダルを掛けてあげた。「体調を崩していたけど、少しは元気を与えられたかな」と優しく微笑んだ。
顧問の梅原健教諭は「才能とセンスは歴代でも3本の指に入る」と今後も活躍に期待する。
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