市政レポートNo.14 教員不足が深刻な状況に みらい川崎市議会議員団 高橋みさと
5月31日に令和6年第2回定例会が開会しました。私の所属するみらい川崎市議会議員団は、6月11日の代表質問で、深刻な教員不足への対応を取り上げました。
教員採用の現状
全国的に教員不足が深刻化する中、川崎市でも今年の新学期が始まった時点で教員の欠員が前年度61・5人から倍増の131・5人となりました。特に、小学校では、学級担任に不足が生じ得る深刻な状況に。とうとう、川崎にも「担任不足」の波がやってきてしまいました。教務主任や支援教育コーディネーターが担任を兼任したり、学級編成の弾力的運用の仕組みにより、1学級35人以下のところ、36人学級を許容したりすることで、担任を確保しています。
さらに、6月4日に発表された今年度実施する教員採用試験の応募状況によると、どの区分も募集人数が増加しているにもかかわらず、応募人数は減少しています。小学校の応募倍率は、1・7倍と初めて2倍を下回りました。来年度も、更に深刻な教員不足が予想されます。
代表質問の主な内容
まず、このような深刻な状況に対して教育長の見解と市の対応を質問したところ、教育長は「私が先頭に立って、教員不足の解消に向けた取り組みを推進していかなければならない」との強い決意を表明し、「人材確保策の強化、働く環境の改善、業務改善の三つの取組の好循環を生み出す、より実効的な対応策を検討・実施する」とのことでした。
また、現在行われている「大学3年生対象の特別選考」や「一般任期付教員採用選考」の実施状況を確認しました。
さらに、「奨学金の返金支援をはじめとした教員採用試験の受験者・採用者への支援」や「採用試験の複数回実施」といった新しい取り組みを提案しました。
詳しい代表質問のやり取りは、川崎市議会の録画中継をご覧ください。
引き続き、会派をあげて、教員不足解消に向けて尽力していきます。
立憲民主党中原区支部・高橋みさと
川崎市中原区
takahashimisato3310@gmail.com
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