市政報告Vol.12 「SDGs未来都市」川崎市のこれから 川崎市議会議員 三浦えみ
SDGsとは、2015年9月25日に国連総会で採択された、持続可能な17の開発目標です。貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸課題の解決を目指します。本市は、SDGs未来都市として環境・経済・社会の取り組みによる相乗効果で持続可能な社会を実現することを目標としており、様々な課題を市民や事業者などと解決してきた歴史と、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが、国から評価され、令和元(19)年7月に「SDGs未来都市」に選定されました。
「SDGs未来都市」とは、SDGsの理念に沿った基本的・総合的な取り組みを推進しようとする都市・地域の中から、特に、経済・社会・環境の3つの側面における新しい価値創出を通して持続可能な社会を実現するポテンシャルが高い都市・地域として選定されるもので、令和元年度は川崎を含めて新たに31都市(累計60都市)が選定されています。SDGs未来都市に選定されれば、地方自治体のSDGs達成への活動の確実な一歩になり、政府から支援も受けることが可能です。
現在、本市には「かわさきSDGsポータルサイト(【URL】https://www.goodcity.jp/city.kawasaki/)」があり、令和6年6月7日時点、活動数は239件、登録法人・団体数は3277件となっています。現在はポータルサイト上で、「かわさきSDGs大賞2024」の募集を開始しています。これはSDGsの推進に向けた具体的な取り組みの普及及び推進を図るため、「かわさきSDGsパートナー」及び「かわさきSDGsゴールドパートナー」の優れた取り組みを表彰するもので年1回行われます。「経営部門」と「地域・社会部門」に分かれ、それぞれ最優秀賞と優秀賞が表彰されることになっています。
公募の対象は「かわさきSDGsパートナー」が実施する『SDGsのゴール達成に資する取り組み』です。応募方法はオンライン(【URL】https://logoform.jp/form/FUQz/566980)から申し込みをします。電子メールからの申し込みの場合は、応募用紙(エクセル形式)のまま次の申請先にメールで提出します。川崎市SDGsプラットフォーム事務局(川崎市総務企画局都市政策部SDGs・国際連携推進担当)(【メール】17sdgs@city.kawasaki.jp)
受賞者には、賞状および盾(最優秀者のみ)が贈られると共にPRリーフレットの作成・掲載や市主催セミナーにおける事例発表、市HP掲載などのメリットがありますので、ぜひ、応募してみてはいかがでしょうか。募集期間は24年6月3日から7月12日までで、1次選考は書類審査、2次選考は9月11日にプレゼン、表彰式は10月16日の予定です。
さらに「令和6年度SDGs達成に向けたモデル事業創出支援補助金」の公募も受け付けています。補助限度額は50万円です。申請期限は6月30日まで。他の事業者、団体等と協働して取り組むSDGs達成に向けた模範的な取り組みで、年度内に完了する事業など、いくつかの要件を満たす事業が対象で、申請対象者は、かわさきSDGsパートナー 又はかわさきSDGsゴールドパートナーです。詳細は、川崎市HPの交付要綱と公募要領に掲載されていますので、ご覧いただければ幸いです。
本市は、平成31(19)年2月に「川崎市持続可能な開発目標(SDGs)推進方針」を策定しています。この方針において、住み続けられるまちづくりや経済成長、気候の変動対策などSDGsが掲げる目標を「成長と成熟の調和による持続可能な最幸なまち かわさき」としています。今後もSDGsの17の目標に対して積極的な取り組みを行い、「SDGs未来都市」として他都市を牽引していけるよう、市民の皆様と足並みをそろえ一丸となって協力していきたいと思います。
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10月18日