新丸子東口商店街「東栄会」の会長に就任した 橋本 千穂子さん 新丸子東在住 49歳
地元愛と行動力で挑戦を
○...1年ほど前、商店街の会議に代理で出席したことから話が持ち上がった。7月の総会で承認され、会長という大役を任された。「40代という年齢に加え、女性である点も考えると、自分に期待されているのは広告塔になることだと思うの」。少しでも周囲の関心を集め、商店街が注目されるためならと引き受けた。最初はためらったが、持ち前の行動力と地元愛が勝った。「生まれ育った大好きな商店街。働く人、買い物に来る人が笑顔になるためにひと肌脱ぎたい」
○...実家は、東栄会が誕生した1947年に祖父が創業した帽子店。世の流れに合わせて業種を変え、現在はクリーニング店を営む。父が受け継ぎ、今は兄が三代目を務める。「子どものころは商店街に同級生も多く、下町の温かいコミュニティーのようなものだった」。現在は横浜の私立校で非常勤講師として社会科を教え、週末を中心に店を手伝っている。
○...活発な性格で中・高は水泳部。「競争相手が少ないから」と選んだ種目のバタフライでは高校時代に市大会で優勝した経験もある。学生のとき本格的に取り組んだスキーは、全日本連盟の公認指導員の資格を持つほどの腕前だ。家族は夫と小4の娘、二匹のネコ。趣味は菓子作りで「作るのも食べるのも好き」
○...目下の目標は、コロナ前に年2回開催していた「びっくり市」を復活させること。「多くの人が集まる歴史のあるイベントだから」。昔ながらの店と新たな店が立ち並ぶ中、お祭りを通し交流するきっかけが生まれたらと願う。母校であり娘も通う上丸子小のPTA役員の立場を生かし、児童に商店街を舞台にした学びの場を計画中だ。「明るく活気ある商店街を目指し、みんなの力で盛り上げていきたい」
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9月6日