5月から「中原消防研究会」の会長に就任した 平田 眞さん 市ノ坪在勤 61歳
地域の安心、安全に力注ぐ
○…中原消防署の外郭団体として、火災予防に取り組むために、主に地域の企業が加盟する中原消防研究会。5月に行われた総会を経て、40年以上続く組織の会長に就任した。現在加盟するのは60数社。「危険物を取り扱う事業所の集まりが目的だったが、今は情報交換の場としての役割が大きくなってきた。会長として情報発信を強化していきたい」。会社員としての人脈を生かし、新たな会員の加入促進にも力を入れるつもりだ。
○…標識など、道路環境の安全を保守する製品の製造・販売を業務とする企業の総務職を長く務めた。その職域の一環として35年続けてきたのが、消防研究会の活動。「最近はリチウムイオン電池が原因となる火災が多発している。スマホなど誰もが手にする身近な問題だからこそ、生活の中から注意喚起することが大切」と力を込める。
○…昨年7月には中原安全運転管理者会の会長にも着任したばかり。区内の消防、警察関係との関わりが深まり、愛着のある地域の安心・安全への意識を高めたいと思いを込める。「一会社員だった自分に、諸団体の先輩たちはいつも声を掛けてくれて、いろいろなことを教わった。これから恩返しできれば」
○…身長が180cm近い大柄で、体育会系と見られがちだがスポーツは子どものころから大の苦手。中高の6年間は吹奏楽部でパーカッションを担当した。息抜きはテレビで自動車レースの最高峰「F-1」を観戦すること。車好きで、今年の春には日本グランプリを終えた後の鈴鹿サーキットを走るイベントに参加し、愛車のハンドルを握った。「スピードは全然違うが、憧れのレーシングドライバーと同じ目線で走りを味わうことができた」とまるで少年のように瞳を輝かせた。
7月18日
7月11日