意見広告・議会報告
市政レポート【17】 子育てのスタートを安心に(産後ケア支援) みらい川崎市議会議員団 いど 清貴(きよたか)
子育てのスタートを支える「産後ケア」。川崎市では、安心して育児に取り組めるよう支援制度の充実が進んでいますが、現状を踏まえたさらなる議論と制度強化が必要だと考えています。
産後ケアの利用者は年々増加しており、昨年10月からは、従来の90分の日帰り型に加えて、昼食付き・6時間滞在の「日帰りロング型」も導入され、10月から12月のわずか3カ月間で44件の利用がありました。
また、双子などの多胎児家庭を受け入れた場合、令和7年度から一人あたり1万8000円の加算制度を新設。施設側の負担を軽減し、より多くの家庭を受け入れる環境整備が進んでいます。
一方で、制度の対象期間は検討課題です。昨年10月から訪問型のみ「1歳未満」まで利用可能になりましたが、宿泊型や日帰り型は生後4カ月未満が対象になります。産後うつや育児不安が長期化するケースも多く、4カ月以降の支援を望む声が増えていることから、私はこの「4カ月の壁」について本年3月の予算審査特別委員会で取り上げ、制度の見直しや対象期間の拡充について議論を促しました。
支援拡充には、人材や施設の体制整備を並行して進める必要があり、今後も丁寧な検討が求められます。制度の周知や利便性向上と共に、少子化の中でも持続可能な仕組みとして産後ケアを推進していくことが重要です。引き続き現場の声に耳を傾け、必要な支援が確実に届く仕組みづくりに取り組んで参ります。
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7月11日
7月4日