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中原区 文化

公開日:2025.06.20

文化研究会
児童に「紅花染め」指導
宮内小で体験授業

  • 紅花の花の汚れを取る児童

 NPO法人日本きもの文化歴史研究会(原修一理事長)は6月13日、市立宮内小学校で紅花染めの授業を行った。

 同会では、古来から続く染色技術の一つである紅花染めを子どもたちに知ってもらおうと、中原区内の学校で体験学習を実施している。

 同校では、昨年に続いて2回目。今年2月に特別支援級の児童がプランターに紅花の種を植え、水やりなどを通して育ててきた。6月に入り、花が開花。当日、児童33人が咲いた花びらを、手を黄色に染めながら丁寧に収穫していった。その後、染料の元になる「紅もち」をつくるため、花びらを集めてすりばちですっていった。今後は、すって丸めた花びらを乾燥させ、7月には実際に布に色付けをしていく予定だという。

 児童は「花びらを取るとき、とげが痛かった。でも楽しかった」と感想を話した。原理事長は「紅花は川崎では馴染みがない花。子ども達には種から植えて染めの過程までを学んでもらい、紅花染めの素晴らしさをつないでもらいたい」と期待を寄せた。

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