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中原区 文化

公開日:2026.01.16

神地神明神社
社号碑ら3件 地域文化財に
市内では34件決定

  • (右上)社号碑(左上)記念碑(下)左右が獅子の狛犬

 川崎市教育委員会は12月、地域で大切に守られてきた文化財に光を当てる「川崎市地域文化財」に、上小田中にある神地神明神社の社号碑など新たに34件を決定した。

 市が2017年に設けた「川崎市地域文化財顕彰制度」に基づき、決定される「地域文化財」。法的な文化財としては指定・登録されていないが、地域の生活や風土に根差して継承されてきた建造物や民俗文化などを市民が推薦し、市の文化財審議会でのヒアリング後、市教育委員会が決定する。今回新たに加わったのは有形文化財9件、有形民俗文化財22件、無形民俗文化財1件、記念物2件の計34件。

 中原区では、神地神明神社の「社号碑」「伊勢神宮参拝記念碑」「狛犬」の3件が決まった。神地神明神社は、江戸時代前期から中期に創建されたと推察される神社で、社号碑は1940年(昭和15年)の紀元2600年の大典を機に建立された。揮毫は、伏見稲荷や富士山本宮浅間神社、乃木神社などの宮司を歴任し、神官を要請する教育機関の責任者として活躍していた高山昇。市教委によると「当時の神社への崇敬や社会情勢を知る貴重な文化財」であるとして今回決定された。

 また同境内にある伊勢神宮参拝記念碑は、41年(昭和16年)に建立。正面に御祭神である「天照皇大神」、背面に「伊勢参宮記念 紀元二千六百一年 建之 御大典記念参拝 日支事變戦勝祈願参拝」、石碑の建立に関わった人たちの名前が刻まれており、講元、世話人らの名前もあることから戦前の同地域の講組織による信仰活動を示す貴重な資料になるという。

 狛犬は、1965年(昭和40年)に製作。市教委によれば「本来獅子・狛犬の組み合わせで設置されるが、ここの狛犬はどちらも獅子で珍しい」と解説する。向かって右側はまりを抱える獅子、左は子獅子を抱く獅子となっている。地域住民の神社への崇敬の歴史を知る貴重な資料ということで、有形文化財に決まった。

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