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公開日:2026.02.06

0歳から楽しめるオーケストラ
「すべての子どもに音楽を」
楽器や指揮者の体験も

  • 「気軽に遊びに来て」と呼び掛ける蛭子さん

    「気軽に遊びに来て」と呼び掛ける蛭子さん

  • 楽器に触れる機会も

    楽器に触れる機会も

 子どもたちに、目の前で非日常的な体験を味わってもらいたい。0歳から楽しめるクラシックコンサート「オーケストラをきこう!」が3月14日(土)に中原市民館で開催される。車いす利用者や、補助犬を同伴しての来場も歓迎。多様性の時代に、障害の有無にかかわらず、誰もが同じ場所で音楽に親しんでもらうことが狙い。

 アマチュア演奏家らによる『音楽の魔法合奏団』と公募で集まった高校生、大学生たちによるコラボ企画。午前10時開演(9時40分開場)。入場は無料。定員は事前予約制で150人。申し込みは予約フォーム(https://forms.gle/eptht2ibEcQDCuTp6)。

 主催するキッズ・ミュージック・コミュニティーは、子どもたちが音楽を通して寛容な社会をつくってほしいという願いを込めて2018年に創立。音楽体験や楽器に触れる機会の格差をなくし、こうした取り組みを社会に普及させることを目的に活動する。井田在住で代表の蛭子明子(さやこ)さんは「じっと座っていることができない子も、障害があっても気軽に参加してほしい」と話す。

 これまでは「音楽の魔法コンサート」と題して20人ほどの管弦楽の小規模な公演を夏と冬に実施してきた。今回のような40人規模のフルオーケストラのコンサートは初めてだ。奏者は舞台の上に登らず、観客と同じ目の高さで演奏。最前列にはシートを敷き、小さな子たちが寝転んだり、歩き回ったり、自由に音楽と触れ合える空間を準備する。蛭子さんは「テーマパークに遊びに来ているような感覚になれる素晴らしい音楽体験を届けたい」と思いを込める。

 合同で演奏する学生らとは昨年7月から練習を重ねてきた。「若い人たちが音楽と多様性について考える好機にしてほしい。これから続く長い音楽人生の糧にしてもらえたら」と期待を寄せる。

楽器や指揮者体験も

 演奏者の楽器に触れ、音を出す体験コーナーも用意。バイオリン、ビオラ、チェロなどの弦楽器、ドラムやシンバルなどの打楽器のほか、オーケストラの指揮を体験できる(希望者多数の場合は抽選)。車いす利用者の場合は奏者がそばに行き、楽器に触れ、振動を感じてもらえる場を設けるという。

 プログラムにある『ピーターとおおかみ』は、作曲家のS・プロコフィエフが子どもたちにいろいろな楽器があることを教えるために作った楽曲。登場人物たちをフルートやオーボエ、クラリネットなどの楽器の音に置き換えている。蛭子さんは「今まではピアノで代替してきたが、すべてのパートの楽器が勢ぞろいするのはフルオーケストラならでは。初めての機会に、演奏する側も本当に楽しみにしている」と笑顔を見せた。

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