市立東柿生小学校(井上清一校長)は12月14日、里山の自然を体験するイベントを早野聖地公園で開催した。かわさきSDGsパートナーらを招き、6年生80人が体験・ガイドツアーで里山の魅力を発信した。
同校では、11年程前から、地元の人たちや里山ボランティアの協力のもと、里山学習に取り組んでいる。6年生は総合的な学習の時間を使って、SDGs(17項目ある持続可能な開発目標)について学んでおり、里山の下草狩りや笹狩りなどを通して、SDGsの目標のひとつ「陸の豊かさも守ろう(15番)」を実践してきた。10月には、市がSDGsの達成に向けて取り組む企業・団体を登録・認証する「かわさきSDGsゴールドパートナー」に認証された。
目標達成に向けて、より多くの人に里山を体験してもらい、魅力を知ってもらおうと、今回、イベント「知ってハッピー!見てハッピー!里山フェス〜2021〜」を企画。児童は、約2カ月前から下見やガイドブックを作成するなど準備を進めてきた。
当日は、地域住民や、同パートナーら約50人を招待。小雨が降る中、参加者は児童たちのガイドで里山を歩いて回り、笹刈り体験や、里山の竹を使った箸置き、ペン立ての工作を体験した。
高津区から参加した会社員は「皆さんの頑張りで里山を体験できた。SDGsをしっかり勉強していて、先々の持続可能な社会づくりにつながっていくと感じた」と話した。
今回ガイドツアー役を務めた女子児童は「雨で大変だったけど、工作やツアーを楽しんでもらえたので自分たちも楽しめた」と振り返った。今後のSDGsへの取り組みについては「先輩たちから受け継ぎ、自分たちも環境に優しくなれた。後輩にも続けてもらって、里山が少しでもきれいになっていってほしい」と期待を込めた。
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