連載93 「今、伝えたい」コロナワクチン情報 みらい川崎市議会議員団 こば りか子
5歳から11歳以下のこどもへのワクチン接種について
厚生労働省は、5歳から11歳を対象にしたワクチン接種について、早ければ2月から始める可能性があるとして自治体に対し準備を進めるよう昨年から指示していました。最新の情報では、最短で3月から接種開始とのことですので、1月14日現在の情報をお伝えします。
ご存じの通り12歳以上は、大人と同じワクチンを使用しています。
外国では、大人用ワクチンを3倍に薄めたものを11歳以下に使用しているとの報道もあります。また、大人の3回目接種と開始時期が重なることから、「誤接種」を懸念している方もいるかもしれません。現在、ファイザー社は、大人用とは容量や濃度、保管方法や使用期限も異なる、いわゆる「小児用ワクチン」を製造しています。日本では、この「小児用ワクチン」を1月下旬に行われる国の分科会で承認し、2月から輸入を始め、3月以降自治体に配布、接種が開始される見込みであることが明らかになりました。本市では、小児は、他の予防接種との接種間隔を母子健康手帳で確認する必要があると考えているため、定期接種を実施している小児科等医療機関を中心に体制を検討しているとのことです。
3回目接種について
3回目接種は、2回目接種が済んでいる方に対し、接種券が発送されます。2回目接種後7カ月を目安に順次発送となります。
大規模接種会場は、2月1日から設置されます。月曜日を除いた週6日間、9時30分~18時までとなります。また、集団接種会場は、2月2日から設置され、水曜日から日曜日までの週5日間(月・火休み)9時~18時まで実施されます。いずれも、1月25日(火)から、最初の予約受付が始まります。これまでは、3週間毎の予約受付でしたが、今後は、1月25日に2週間分受け付けた後は、毎週火曜日に、1週間分の追加受付となるそうです。
供給量については、医療従事者への接種分以外に3月分までとして39万回分、本市に国から供給される見込みとのことです。但し、39万回分は、ファイザーとモデルナの合算であり、概ね55対45の割合になるそうです。そのため、集団接種会場では、今回は当面モデルナを使用するようです。
前回、モデルナは、異物混入や副反応が強いことが報道されたことから、敬遠する方も多いかも知れません。しかし、ファイザーもモデルナもメッセンジャーRNAワクチンという似通ったワクチンであり、追加接種の接種量はファイザーは1、2回目と同じ量ですが、モデルナは半分の量となるため、副反応は抑えられる見込みであるとのことです。市の担当者は「科学的には双方とも遜色ないことをご理解いただき、ワクチンの種類にこだわり過ぎず、前回、ファイザーだった方も、打てるタイミングで打てるワクチンを接種することを奨めたい」とのことです。
※なお、新たに対象年齢に加わる方や、療養等の事情により接種できていなかった方などに対しては、集団接種会場で特定の曜日に優先受入れ枠を設定する見込みだそうです。
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5月27日号
5月20日号