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麻生区版 公開:2022年10月7日 エリアトップへ

片平地区 乗り合い交通 試験運行 17日から 利用状況把握へ

コミュニティ経済

公開:2022年10月7日

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試験運行実施エリア
試験運行実施エリア

 川崎市は10月17日(月)から来年2月まで、区内片平地区でミニバンを使った乗り合い型のコミュニティ交通「CAP(キャップ)」の試験運行を開始する。今回は、地元の片平地域コミュニティ交通推進協議会らと協働し、利用状況を把握することが目的。山坂の多いエリアで、特に高齢者に向けた新たな移動手段になりえるか検証していく考えだ。

 今回、試験運行を行うのは、片平3丁目、同4丁目と五月台駅、片平老人いこいの家、柿生駅を結ぶ定時定路線の乗り合い交通。神奈川トヨタ(株)(横浜市)の協力でミニバンを使用し、運行はコスモ交通(株)(栗木)が協力。乗車定員は6人となる。運行日は、毎週月曜と金曜で、運行時間は午前9時から午後5時まで。運賃は無料。

 利用希望者を対象に、10月7日(金)午前10時からと、午後2時から片平会館、10月9日(日)午後2時から商船三井柿生グラウンド内のクラブハウスで事前登録会を開催する。そこで発行されるカードを使って、車載の2次元コード読み取り装置で、乗降を記録。横浜国立大学の協力によって利用状況の分析を行っていく。

17年度から検討

 片平地区の民生児童委員が一人暮らしの高齢者から「山坂が多く買い物や病院通いが困難」との要望を受けたことから、2017年度に片平町内会、北イトーピア自治会らで片平地域コミュニティ交通推進協議会を発足。翌年、住民へのアンケート調査で、一部地域で移動手段に困っている人たちが多かったことから、将来的な新しいコミュニティ交通について検討を行ってきた。

 今回の実施は、市が昨年導入した、実証実験を行う前の試験運行制度を活用。市の担当者は「今回は、需要や利用頻度などの特徴を把握することが目的」と意図を語る。同協議会の畠山和宏会長は「長年検討してきた中で、ようやく試験運行の実施まできた。事業化へ、まずは第一歩を踏み出せた」と期待を寄せている。

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