市立川崎高校(中島/阿部敏校長)と附属中学校(和泉田政徳校長)の新校舎がこのほど完成した。建物は地上7階建てで、延べ床面積約3万5600平方メートル。敷地内には川崎市南部療育センター(長秀男所長)を併設する。
中学、高校全日制・定時制を合わせ、1091人の生徒が使用する。夏休みを終え、中学生は8月29日、高校生は9月1日からそれぞれ新校舎への登校を開始している。
校舎の特徴の一つには、中学3年生から高校3年生までが使用する「教科教室」がある。国語、数学、理科、社会などの専用教室で、室内にはその教科に関する文献や参考書、掲示物を充実させる。対象学年の生徒は教科ごとに教室を移動して授業を受ける。生徒の興味を喚起し、主体的に学習が行いやすい環境づくりを目指す。
新築工事は旧校舎の老朽化や附属中学校の設置などを受け、2012年に着工。完成までの2年間、生徒は敷地内の仮設校舎で授業を受けてきた。仮設校舎は12月末までに解体する予定。跡地は一面人工芝のグラウンドとして来年7月までに整備される予定。
8月26日に行われた竣工式には福田紀彦市長や川崎市議会の浅野文直議長、川崎市教育委員会の峪正人委員長らが出席。あいさつに立った峪委員長は、出席した生徒に向け「人生に一度の6年間。有効に使って、川崎の未来をリードする心豊かな人になってほしい」とエールを送った。
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