市民有志が東海道川崎宿の歴史を知ってもらおうと、「東海道川崎宿2023まつり」を企画している。その中で同宿発祥といわれる「三角おむすび」に着目したレシピコンテストを開催。最終的に「川崎名物として商品化できれば」と夢を膨らませる。
三角おむすびは、江戸時代の徳川吉宗一行が川崎宿に宿泊した際、徳川家の葵の紋章に見立て、それまで丸く握っていたおむすびを三角形にし、丸い盆に3つ並べて提供したことがきっかけといわれている。
この伝承を活用し、地域活性を図ることを目的にしたのが「三角おむすびレシピコンテスト」だ。
企画したのは市民有志で構成される「東海道川崎宿2023まつり実行委員会」(池田ハルミ実行委員長)。同実行委員会では東海道川崎宿が成立した元和9年(1623年)から400年目の2023年に向けたまつりを4月5日に開催。「三角おむすびコンテスト」は、その中の目玉に据える。
コンテストは市内からレシピを広く募り、書類審査を通過した作品をまつり当日に再現。投票券付きで販売し、優勝や入賞レシピを決める。入賞作に関しては商品化に向け、レシピを公開。「川崎名物として商品化に結び付ければ」と同実行委員会では夢を膨らませる。
応募対象は、市内在住、在勤、在学者。おむすびは三角形であることと、サイズが大人の拳程度(ご飯120グラム)であることが条件。応募期間は2月16日から3月15日まで。書類審査は3月中旬に実施される。
詳細、問い合わせは、事務局の川崎区役所地域振興課(【電話】044・201・3136)か川崎区役所ホームページへ。
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