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川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2016.10.21

「京町花と音楽のフェスティバル」の起ち上げに関わり地域活性化に尽力する
鈴木 よしえさん
京町在住 58歳

生まれ育った街をよくしたい

 ○…29日に行われる「京町の花と歌のフェスティバル」のスポークスマン的存在。今年で3回目となる。このイベントには立ち上げから関わったという。「気が付いたら街から外に出られない高齢者が多い」と生まれ育った京町の現状に気付き「京町で守り続けてきた花と川崎の音楽がコラボするイベントで町が元気になるきっかけにしたい」と仕掛けた。3回目を迎え「町全体が盛り上がるイベントにしていきたい」と意気込む。

 ○…第1回の開始準備は新しい催しを開いても戸惑う人が多く、協賛金を集めるにも協力者が少なく大変だったという。しかし、持前の思い切りの良さで「無理やり開催に踏み切った」と当時を振り返る。その後、地域の人と会話を重ねていくうちに、協力してくれる人が増え、無理にでも始めて良かったと実感。「回を重ねるごとに協力者が増えイベントがリニューアルされていくのが嬉しい」と今は進化を楽しんでいる。

 ○…大学を卒業後、選挙カーで演説したときの聞き手に意思が伝わる喜びが忘れられず、山形テレビのアナウンス部に入社。フリーに転身後、ワイドショーのリポーターを務め、和歌山毒物カレー事件や横田めぐみさんの拉致事件なども担当した。かわさきFMのパーソナリティーを務めたこともある経験から川崎市内の様々な地域イベントの司会進行に携わるようになり、「いいじゃんかわさき」等の司会も務めている。

 ○…京町で生まれ一度は離れたが、再び故郷で暮らすことを選び、母親と2人で生活している。生家は木の風呂桶を造る商店で地域の人たちの愛情につつまれて育った。地元のそろばん塾に通い、日商1級を取ったことは子どもの頃からの誇れる想い出。再び住み始めた今、自ら関わる町おこしのイベントを通じて「京町が盛り上がりをみせ、商店街にお店を開いてくれる人が出てきてほしい」と願ってやまない。

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