地元の商業者らが中心となりまちづくりを実行していく組織「かわさきタウンマネージメント機関(かわさきTMO)」は、「第2回かわさき未来づくりワークショップ」を先月19日、川崎区役所で開催した。
今回のワークショップでは、川崎区の「観光・インバウンド」、「公共空間の利活用」、「リノベーションまちづくり」のいずれかをテーマにした提案を募集。地元企業や市立川崎高校附属中学の生徒、横浜商科大学の学生など6団体を招き、川崎区の魅力を区内外に発信するアイデアのプレゼンテーション大会を実施した。聴講には同機構のメンバーをはじめ、地元商店街関係者、地域活動団体、同区役所職員たちが訪れた。
この日は、地域の路上や広場を借用申請できるアプリ、同区内の放置自転車を活用したシェアサイクル事業、旧東海道を川崎競馬場の馬が走る観光企画、地元中学生の演奏を商店街で放送する取り組みなど、各団体から斬新なアイデアが提案された。発表後の質疑応答は、参加者、聴講者とも活発に発言し、様々な意見が飛び交った。
総評では「それぞれのアイデアを上手く複合化し実現できれば」などの感想が上がった。川崎駅広域商店街連合会の事務局長で、同機構にも所属する松村勝秀氏は「この活動を通して行政と商店街が協力し、町を盛り上げる大きな糧としていきたい」と意気込んだ。
同ワークショップは、川崎区のまちづくり事業「かわさき未来づくりプロジェクト」の一環として行っているもの。各団体は来月開催する第3回に向け、事業の実現を目指した具体策の提案などを進めていく。
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