サッカーJ1・川崎フロンターレが岩手県陸前高田市の市民を川崎市へ招待し、同クラブの試合観戦や市内観光を楽しんでもらう「かわさき修学旅行」を実施した。
同クラブと陸前高田市のつながりは、東日本大震災後、同クラブが作成したオリジナル算数ドリルの寄付から始まった。2015年には友好協定「高田フロンターレシップ」を結んでいる。
今回で9回目となった修学旅行には31人が参加し、試合観戦と臨海部の工場夜景観光を楽しんだ。元小学校校長を務めていた菅野稔さんは「人工的な構造だが温かみと見栄えの良さを感じる。心に来るものがある」と語った。
台風19号で浸水被害を受けた地域の支援活動に汗を流した人もいた。陸前高田フロンターレサポーターず会長の濱口智(さとる)さんは「川崎市が苦しんでいる時にも関わらず、旅行を企画してくれた。何かお返しできればとの思いで募金活動に立った」と語った。同サポーターず事務局の松本直美さんによると、3・11後、全国各地、様々な方面からの支援があったがフロンターレの支援の熱量、本気度は群を抜いているという。
同クラブはあす30日(土)、等々力陸上競技場での横浜F・マリノス戦で「陸前高田ランド冬」を開催する。同市ゆかりのグルメや物産などの販売を行う。開催時間は午前9時30分から。
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