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川崎区・幸区 社会

公開日:2021.05.21

国勢調査
市の人口、過去最多
川崎区、世帯人員最少に

 川崎市が5月11日、独自集計した2020年の国勢調査の速報値を発表した。



 市によると、人口は153万9081人と過去最多を記録。2015年の前回調査より6万3868人(4・3%)増加した。川崎市の出生数は減少傾向にあるが、自然増(出生数と死亡数の差)と、転入超過による社会増(転入数と転出数の差)が続いたため、プラスで推移した。



すべての区で人口増



 市内では2005年の調査以降、すべての区で人口が増加している。増加率が最も高いのは中原区で6・6%(1万6256人)で、幸区の6・4%(1万298人)、川崎区の4・4%(9850人)と続いた。中原区では、武蔵小杉駅周辺の再開発などのため人口増加が続いており、前々回調査(2010年)から増加数、増加率ともにトップが続いている。



核家族化が進む



 市内世帯数は74万6866世帯で前回調査と比べ5万5029世帯増加したものの、1世帯あたりの人員は2・06人で過去最少。川崎区は1・89人(前回比0・15人減)で市内最少となった。市担当者は「全国的にも核家族化が進んでいることや、単身世帯の転入増などが要因と考えられる」と話す。幸区は2・14人で前回と変わらなかった。幸区以外は全ての区で減少している。



 国勢調査は日本に居住するすべての人を対象に、人口や世帯構成などを把握するために行われる統計調査。1920年から5年ごとに行われており、今回が21回目の調査となる。

 

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