県政報告 運転免許「高齢者講習」の待機日数短縮を! 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
近年、高齢運転者による重大交通事故が相次ぎ大きな社会問題となっています。生活に必要な自動車を安全に運転していただくための取り組みとして、また、運転が不安な高齢者の方々への免許返納への働きかけとして、免許更新時に70歳以上の方は「高齢者講習」が義務付けられ、75歳以上の方は受講の前に別途「認知機能検査」を受けなければなりません。
免許センターでも実施
「高齢者講習」は県内40カ所の自動車教習所で実施されていますが、受講待ちが長期化しており高齢者の方々からは「予約が取りにくい」との声を多く頂いていました。
公明党県議団は2019年9月の本会議で、待ち期間短縮のため「自動車教習所に加え、二俣川の運転免許センターでも実施を」と要望。結果、免許センターでも高齢者講習がスタートし、今年9月には高齢ドライバー向け専用コースも新設。1日の受け入れ人数を10人から70人に増やすことが可能となりました。
このように県警察も様々な施策で問題の解決を図ってきましたが、昨年度は新型コロナ感染症の影響でセンターや教習所が閉鎖するなど、高齢者講習も先送りになる期間が発生し、最高で153日の待ち期間が生じてしまいました。
教習所の負担が大きい!?
教習所での受講者の受け入れが拡大すれば待ち期間の短縮につながるのですが、調査してみると自動車教習所に支払われる県の高齢者講習の業務委託料は首都圏の中でもっとも低く、全国平均よりも低額でした。私は今年9月の代表質問でこのことを取り上げ、山本仁県警本部長からは「警察職員による高齢者講習等の実施の拡大と、教習所の受け入れ拡大を促進するため、他の都道府県の状況を踏まえ、業務委託料の見直しについても検討を重ねていく」との答弁を得ました。
その後、私は決算特別委員会でも質疑を重ね、県警察は「県内教習所を訪問し、現場の実情を調査し、明年の道交法改正に合わせて見直しを図っていく」と答えました。
今後も、高齢者講習等の円滑な実施に全力で取り組んでまいります。
|
|
|
|
|
|
市政レポート
議会運営委員会委員長 大都市税財政制度調査特別委員会委員長自民党 川崎市議会議員(幸区) 野田 まさゆき
3月22日
3月29日
3月22日