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川崎区・幸区 社会

公開日:2022.09.02

まちづくりの実践を報告
町内会・自治会が研修会

  • 報告に耳を傾ける参加者

 川崎市全町内会連合会と川崎市市民自治財団は8月24日、ミューザ川崎シンフォニーホール市民交流室(幸区大宮町)で町内会・自治会役員を対象にした合同研修会を開いた。幸区の大型集合住宅の自治会長が取り組みを報告した。

 パークタワー新川崎自治会の佐々木繁前会長は「自治会の立ち上げとその軌跡」をテーマに講演。自治会立ち上げのきっかけについて、行政から開発・分譲事業者への要請があったことや住民からの要望、区役所、近隣町内会からの働き掛けがあったからだと説明した。設立6カ月前に実施した住民アンケートを紹介。100人近くの高齢者らが「自治会のイベントなどに参加できない」ことなどを理由に加入しないとの意思が示されたことについて、佐々木氏は「自治会を運営していくうえでも留意すべきこと」との見解を示した。今後設立を考える人たちに向けては「関心のある仲間を見つける」ことや「アンケート時に設立する自治会の姿を示すことが重要」と語った。

 塚越ミレナリータワーズ自治会の上杉康之会長は「公園でボール遊びができる環境づくり〜」と題し、同マンションの敷地内にある塚越こかげ公園での取り組みを話した。上杉氏は最初に公園内に設置されている複数の注意書きの看板の内容が全く守られていないことに着目。景観を損ねていることもあり、道路公園センターに撤去を依頼したことを振り返った。「この経験を通じ、行政とつながらないと先に進まない」と痛感したと述べた。ボール遊びができる場所づくりについては、小学生に直接話を聞いた中で、子どもたちは野球やサッカーをしたいとの思いが強いことを実感。これを受け、ボールや子どもが公園の外に飛び出すことを防ぐため、フェンスの設置要望から実現にこぎつけたことや防球ネットの取り付けを行ったことを説明。その後のルール作りと運用を通じ課題に向き合いながら対応することで、「遠方からもボール遊びに訪れる公園となった」と強調した。

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