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川崎区・幸区版 公開:2023年2月17日 エリアトップへ

輸送力UP連節バス 3月1日 運行開始 混雑緩和に期待

社会

公開:2023年2月17日

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間もなく運行開始の連節バス
間もなく運行開始の連節バス

 川崎鶴見臨港バス(平位武社長)は3月1日、川崎駅から水江町の区間で、車両を2台連結させた連節バスの運行を開始する。川崎駅―臨海部の朝夕のピーク時のバス車内や駅前広場の混雑緩和、輸送効率向上によるC02排出量の削減に期待がかかる。

 連節バスは全長約18メートル、定員114人(座席38人・立席75人・運転席1人)の日野自動車製のハイブリッド車。臨港バス担当者によると連節バスは全国にまだ約100台しかないという。

 同社は連節バスを6台購入し、朝夕のラッシュ時に12分間隔で運行する。川崎駅からの乗車時は前ドアと後ろドアの2カ所が利用でき、乗車時間の短縮を狙う。担当者によると通常バスに比べ、輸送力は3割向上するため、混雑緩和につながるはずだと強調する。

 運行開始に向け、同社は約2年かけ、停留所の改修など準備を進めてきた。12月からは連節バスの運転訓練も開始。同社130人の運転手のうち選抜された42人が訓練中だ。バス運転歴15年の田中健二さん(45)によると、車両の長さが2倍になったことで、安全確認により気を使うようになったという。通常は目視とバックミラーでの確認を行うが、右左折時の後部車両による死角を確認するため外部カメラによるモニターのチェックも行う。車内も後部車両の乗客に目が行き届くようにカメラが設置されている。「モニター確認を習慣化することが大切だ」と話す。

 運転については通常バスの重さが約14トンなのに対し24・5トンと重くなったため加速は遅いが、前進することはそう変わりはないという。ただ、渋滞時の信号の進み方のタイミングで交差点内部に後部車両が残ってしまうと交通の妨げになるので、注意が必要だという。また、一般車両のドライバーには、停留所付近の駐停車について、「連節バスはよりスペースが必要なので控えてほしい」と呼びかける。そのうえで「お客様には快適に乗っていただけるように安全運転に努めます」と意気込む。

 車体のデザインは同社の路線バスカラーの「青・赤・白」を基調にしながらも従来のバスとの差別化を図った。「同じデザインだと、バスを追い越そうとする後続車が車線変更の距離感を誤り、接触する危険性があることから、ひと目で連節バスだと判別できる」ようにする意味合いもあるという。

 同バスの川崎駅からののりばは新川通り側に新しく増設される21番のりば。運賃は一般のバスと同じ大人210円(3月16日から220円)。

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