戻る

川崎区・幸区 社会

公開日:2023.09.15

救命活動した市民を表彰
川崎消防署が感謝状

  • 感謝状を手にする中嶋さん(左)と酒井さん

 川崎消防署(小川晶署長)は9月5日、川崎区内のバス車内で心停止した男性を胸骨圧迫などで応急処置を行った2人に感謝状を贈った。救命活動を行ったのは、川崎区在住で看護専門学校に通う酒井優実さん(19)と公務員の中嶋敏子さん(63)。

 6月21日、川崎区内のバス車内で60代男性が心肺停止の状態で倒れ、車内にいた酒井さんが、男性の意識、脈、呼吸がないことを確認し胸骨圧迫を開始した。中嶋さんがその様子に気がつき、救急隊が到着するまで2人で救命活動を継続。救急隊に引き継がれた後、男性の状態は回復。その後、退院し現在は社会復帰している。

 酒井さんは当時を振り返り「無我夢中でした。怖かったが、学校で学んでいる通りに実践できた」と、中嶋さんは「バス後方で酒井さんが救助活動をしていることに気が付き、協力しなければという思いで駆け寄った」と、話した。小川署長は「迅速かつ適切な勇気ある行動により、市民の命が救われたことに感謝。より一層、救急救命の普及啓発に努めていきたい」と話した。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

川崎区・幸区 ローカルニュースの新着記事

川崎区・幸区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS