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公開日:2023.10.13
太田道灌を大河ドラマに
署名活動 目標30万に迫る
年内達成目指す
戦国武将・太田道灌をNHK大河ドラマにしようと、ゆかりの自治体や民間団体による「太田道灌を大河ドラマに!推進実行委員会」が行ってきた署名活動が、目標の30万筆に迫っている。川崎市で中心的に活動すに元市商連会長の深瀬武三さんによると、9月時点で集まった署名は29万5102筆で、年内をめどに目標を達成したいという。
署名活動が始まったのは2014年。道灌の終焉の地である伊勢原市の有志らが実行委員会を設立し呼びかけを始めた。
江戸城を築いたことで知られる道灌だが、その前に室町幕府の命を受け、城を築こうとしたのが幸区の加瀬山といわれている。白鷺に兜を持ち去られる「不吉な夢」を見たことで築城を断念。この夢が由来となり「夢見ヶ崎」という地名がついた。
その道灌を観光振興につなげようと、地元日吉商店街で祭りを開くなど音頭をとってきた深瀬さんは、署名活動にも積極的に参加。市商連の会長に就任した19年には市観光協会や商工会議所にも呼び掛けオール川崎の動きに発展させた。
動物公園まつりで再開
だがコロナの影響でイベントの中止が相次ぎ、賛同を呼び掛ける機会も減少。署名活動の勢いも失速するが、実行委員会に所属する自治体や民間団体は地道に活動を続けてきた。深瀬さんも目標の30万筆まで署名活動を加速させようと、11月12日に夢見ヶ崎動物公園で開かれる祭りで呼び掛けを再開する。「コロナ禍で交流ができなくなっていたが、地域の皆さんに道灌を知ってもらい」と話している。
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