意見広告・議会報告
受験生の皆さんへ 県議会報告 痴漢被害は追試の対象です！ 県会議員（川崎区選出）公明党 西村くにこ
受験シーズンが幕開けしました。受験生の皆さんが、これまでの努力を遺憾なく発揮されることを祈るばかりです。さて、「受験当日は遅刻できない」という受験生の心理に付け込んで、この時期、電車内での痴漢行為をあおるようなＳＮＳへの書き込みが増える傾向があります。若者の人生における重要な門出を汚す卑劣な犯罪を決して許してはなりません。
私はこれまで、痴漢撲滅を目指し議会で質疑や提案を重ねてきました。
過日の大学共通テストでも、神奈川県警察は県内鉄道事業者など関係機関と連携して、受験生を狙った痴漢被害の防止の呼びかけを行いました。人生の大きな分岐点、遅刻をしたらすべてが終わってしまうと考えがちですが、実は、〈痴漢被害にあった場合〉に加え、〈痴漢行為を目撃し対応した場合〉も「追試」の対象になります。これは、大学入試共通テストだけでなく、神奈川県立高校入試選抜も同じです。万が一、痴漢被害にあったり、目撃した場合も、勇気をもって声をあげ、駅員さんや警察官を通じて、受験会場や中学校に連絡して下さい。
県警防犯アプリが完成！
しかし、痴漢被害にあうと「怖くて声が出ない」｢身動きが取れない｣ことがよくあります。
私は、令和５年12月の神奈川県議会代表質問で痴漢撲滅について取り上げた際、スマートフォンで活用できる防犯アプリの開発を提案しましたが、県民の皆様には、いよいよ明日２月１日からご利用いただけるようになります。
神奈川県警察公式アプリ「かながわポリス」は、マップ上で交通事故や犯罪発生の情報を知らせたり、運転免許関係などの問合せにチャットボット機能で応答することができます。また、自転車運転者（16歳以上）の交通違反に青切符が適用されるようになることから（令和８年５月23日までに施行予定）、交通ルールの学習機能も備えています。そこに、アプリ開発当初は予定になかった「ちかん撃退ブザー」等のＳＯＳ発信機能を搭載してもらいました。スマートフォンで痴漢被害を周囲に知らせたり、通報することができ、被害者だけでなく目撃者の方にも活用いただけます。このアプリ「かながわポリス」は無料でダウンロードできます。
被害者が声をあげるのは勇気のいることです。周囲の方が「おかしいな」と感じたら、本人への声がけや駅員への通報を行っていただけますようお願い致します。
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