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川崎区・幸区 社会

公開日:2025.07.28

幸警察署
声掛けで特殊詐欺阻止
アルバイト・市川さん

  • 山田署長(右)から感謝状を受け取る市川さんと金子さん夫婦

 幸警察署(幸区南幸町/山田高志署長)は6月20日、特殊詐欺被害を阻止したとして、セブン―イレブン川崎柳町東店のアルバイト・市川美紀さん、オーナー夫婦の金子計馬さん、亜由美さんに感謝状を授与した。

 市川さんは5月30日、6万5000円分のアップルカードを購入しに来店した60歳代の男性に対して、金額が高額だったため詐欺を疑い、用途を質問。すると男性は、パソコンの画面に「トロイの木馬(のウイルス)に感染しました。マイクロソフトセンターに電話してください」と表示されたため、指示通りに架電し、パソコンの修理代としてアップルカードの購入を促されたと答えたという。市川さんは特殊詐欺の手口について職場で教育を受けていたことから、詐欺の可能性が高いと考え、警察に通報した。

 市川さんは「過去に別のスタッフが被害を阻止しているのを見ていたため、すぐに詐欺を疑うことができた。高齢者には私たちが詐欺の可能性があることを説明しても、なかなか理解してもらえないこともあるが、引き続き声掛けをしていきたい」と話した。

 同署によると、幸区での特殊詐欺被害は6月20日で今年13件発生。昨年同期比でプラス8件と倍以上も増加しているという。山田署長は「被害を食い止めていただいた従業員の方々には感謝の言葉しかない。これからも1件でも被害を防止できるよう、ご協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

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