川崎区・幸区 スポーツ
公開日:2025.08.22
言葉と障害の壁超えて
空手で日韓交流、カルッツで合同練習
川崎市空手道連盟は8月10日、東京2025デフリンピックに出場する韓国デフ空手代表団を招き、カルッツかわさき武道室(川崎区富士見)で合同練習会を行った。市連盟の波江野充氏と釜山連盟の親交がきっかけとなり実現した。
練習会には、川崎市空手道連盟から有段者を中心とした約30人が参加。基本稽古から組手、形演武まで、約3時間にわたり汗を流した。言葉の壁や聴覚障害というハンディキャップを越え、ジェスチャーやハグを交えながら、空手を通じて交流を深めた。
市連盟の深町重夫技術強化部長は、「パラ空手やデフ空手についてほとんど知らなかったが、今回の貴重な経験を今後の活動に生かしたい。11月のデフリンピックも必ず応援に行く」と語った。練習会に参加した高校1年生の山下真希さんは「海外の人と初めて空手で交流し、言葉や耳が聞こえなくても仲良くできることが分かった。また一緒に空手をしたい」と笑顔で話した。
練習会の最後には、韓国代表団に川崎大師のダルマや手ぬぐいを贈呈すると韓国の選手たちは喜んでいる様子だった。
韓国代表を率いた鄭拳弘監督は、「川崎市空手道連盟の皆さんに温かく迎えられ、大変感謝している。言葉の壁を越え、空手を通じて心を通わせることができたことは、選手たちにとって貴重な経験になった。この経験をデフリンピックでの活躍に繋げていきたい」と述べた。
川崎市空手道連盟は昨年度創設50周年を迎え、今後も国際交流や大会でのパラ・デフ競技の実施を検討していく予定だ。
ピックアップ
意見広告・議会報告
川崎区・幸区 ローカルニュースの新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











