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川崎区・幸区 社会

公開日:2025.11.12

子ども夢パーク恒例
20周年の「ゆめ横丁」盛況
友兼所長「当たり前の存在」

  • (上)円形に並ぶ「横丁」の模擬店(右)船山さんたちの模擬店

 川崎市子ども夢パーク(高津区)の秋のイベント「こどもゆめ横丁」が11月3日に開催され、約2千人の来場者が子どもたちの「仮想商店街」を楽しんだ。

 「こどもゆめ横丁」は、市子どもの権利条例が子どもたちに保障する「子どもの権利」を体感できるイベントとして2006年に始まり、今年で20回目。今年は4歳から18歳までがチームを組み、雑貨店やゲームコーナーなど多彩な31店舗の模擬店を出店した。

 子どもの「やってみたい」を実現しようと始まった「ゆめ横丁」。第一回は14組が模擬店を出店し、来場者も約450人だったが、徐々に知名度が上がり、参加者も来場者も増え続け、最大で49店舗が並んだ年も。

 今年は子どもたちの事前協議「横丁会議」の中で、模擬店の配置をぐるりと「円形」にし、中央に出し物のステージを置くことを決めた。その結果、来場者の動線がスムーズになり、模擬店に立つ子どもたちも出し物を見られた。

 高津区内の小学2年生の船山和花(のどか)さん(7)は、学校の友達に誘われて3人で雑貨店を出店。だが準備途中で中心となる友達が体調を崩し、この日は急きょ2人でお店を切り盛りした。店の脇で見守っていた父・和輝さん(37)は「手伝いたい気持ちをこらえるのが大変。でも、2人でよく頑張っていて感心する」と安どの表情を見せた。

 夢パークの友兼大輔所長は「20年の間に『こどもゆめ横丁』が特別なことではなくなり、子どもたちの中に当たり前にある存在になったと感じる」と話していた。

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