ボウリングの第48回QUBICA AMF ワールドカップ全国決勝大会が9月1日と2日、新狭山グランドボウル(埼玉県狭山市)で開催され、谷合貴志選手(相模原パークレーンズ代表/富士見在住)が並み居る強敵を破り初優勝を遂げた。11月下旬からポーランドのヴロツワフで行われるワールドカップの出場権も獲得し、日本代表として世界の強豪たちに挑む。
谷合選手が優勝したのはワールドカップの出場者を決める日本大会。日本では、アマチュア選手に参加資格があり、今年は約100人が出場。一つの代表枠を争って熱戦が繰り広げられた。
全9ゲームの合計スコアで8人の決勝進出者を決める予選。谷合選手は序盤、スコアを伸ばせず苦戦を強いられるが「予選を通ることだけ意識した」と気負わずプレーした。すると、次第に調子を取り戻し、9ゲーム目にはパーフェクト目前の299点を出し、予選1位(合計2182点/アベレージ242点)で決勝進出を決めた。
「夢が叶って嬉しい」
決勝でも好調の波は衰えず、「予選の調子でいけば優勝できると思った」と振り返る。モチベーションは最高潮で、優勝を意識して次々とピンを倒していった。「誰と対戦しても怖いというのはあったけど、落ち着いて投げれば大丈夫という自信もあった」と言うとおり、決勝では3人と対戦し、1ゲームも落とさず優勝を手にした。谷合選手はこれまで同大会に数回出場しているが、中学2年の時の3位が最高位。「いつかは優勝したいと思っていた大会」で念願の頂点。「中学の時から出ていたので夢が叶って嬉しい」と喜びを語った。
11月24日(土)からはワールドカップに出場。「世界大会なのでレベルは高い。その中で自分がどれだけできるか試したい。ベストを出せるよう準備して、納得できる結果を残したい」と話す。
「優勝狙ってほしい」
谷合選手は緑区東橋本出身。現在は介護施設で経理として働く。仕事との両立に苦戦するが「仕事場の理解がないとアマチュアは続けられない」と感謝する。普段は仕事後に週3〜4日、3〜4ゲーム練習している。幼い頃から親交の深いパークレーンズの江頭善文マネージャーは「ずっと夢見てた大会だから優勝は嬉しい。ワールドカップで男子はまだ優勝がないので狙ってほしい」とエールを送った。
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