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ついに全面竣工 “新生”「相模野病院」 JR矢部駅前 必要とされる医療を充実
昭和35年4月の開院以来、約50年にわたり相模原に根付いた地域医療を提供してきた「社会保険相模野病院」(矢部駅前/内野直樹院長)。このほどB棟が完成し、3年間2期にわたる新病棟建設工事が終了。新しい相模野病院へと完全に生まれ変わった。一昨年に竣工したA棟と合わせ、“新生”相模野病院において充実した医療と、内野院長の熱い想いを取材した。
ベッドは42床増の212床受け入れ可能な患者が拡大
相模原にはない病院を
同院は、呼吸器内科・消化器内科・循環器内科・腎臓内科・血液内科・小児科・外科・整形外科・泌尿器科・産婦人科・眼科・皮膚科・麻酔科を擁する総合病院。周産期母子医療センターや新生児集中治療センター、健康管理センターなどを併設し、各科に専門の医師を配置している。
新病棟建設にあたりコンセプトとしたことは、“相模原にはない病院”を目指すこと。近隣の病院で不採算部門として削られてしまう医療をあえて充実させ、地域全体で医療の穴があかないように心がけた。「病院は自立した経営があってこそ、良い医療=明日なくならない医療が提供できる。しかし経営効率だけで採算の合わない医療が削られるようでは、患者さんにとって不幸」と内野院長は話す。
3つの柱で医療が充実
新病棟では、170床だった病床を約1・3倍の212床へと拡大。より多くの患者の受け入れを可能とした。さらに診療科目においては、(1)血液浄化センターの設置、(2)循環器救急の24時間受け入れ、(3)周産期母子医療センターの拡充の3つの柱を軸に医療の充実を図った。
(1)血液浄化センターの設置
腎疾患の初期から末期まで、すべての腎疾患について診断と治療に対応。人工透析が30床に増床し、血液浄化センターとしてオープンした。これにより、血液透析の導入、維持透析、維持透析患者の長期合併症への対応がさらに充実した。
(2)循環器救急の24時間受け入れ
急性心筋梗塞治療の環境整備に努めた。心臓カテーテル検査・治療を開始し、24時間365日対応できる循環器救急体制を構築。心不全や心臓ペースメーカー手術など、あらゆる心臓病に対応する。
(3)周産期母子医療センターの拡充
産婦人科医・小児科医を集約させて、安心・安全な周産期のケアを提供する。未熟児や呼吸障害、感染症など治療を必要とする新生児の集中治療室(NICU)と状態が安定した新生児が退院に向けた準備を行う新生児回復室(GCU)が約2倍に増床し、新生児医療が充実。これらの新生児科と連携を取りながら、合併症妊娠や早産の危険性のある母体搬送の受け入れが可能となり、より多くの妊婦の受診が行えるようになった。
その他、無菌室(8床)を設置し、抗がん剤治療がスタートしたほか、救急外来も従来の7倍に増床。時間外や救急診療の受け入れ、急性期の患者に対応できるようになった。
「夢はいっぱい。相模原で喜んでもらえる病院に―」
老人医療の必要性に注視
“やりたいことより必要とされること”を病院の理念に掲げる内野院長は今後、老人医療の必要性に目を向ける。「高齢化社会を迎えた今、10年、15年先を考えると、寝たきりや認知症の老人の受け入れ場所を作っていかなくてはならない」。療養型病床を持つ老人保健施設や老人ホームと連携し、地域でまかなう老人医療の拡大にも貢献したい考えだ。
さらに、がんの末期患者の緩和ケア病棟(ホスピス)の設置や、重症心身障害児の受け入れなど、地域全体で考えて必要とされる医療の提供は次々と浮かび上がる。「夢はいっぱい。相模原で喜んでもらえる病院となるために、これからも必要な医療を提供していきたい」。
さらなる前進を胸に、スタッフ一丸となって歩み続けたいという。
10月20日(土)内覧会
地域の方に見てほしい
新病棟の全面竣工を記念して同院では10月20日(土)午後2時30分~4時まで、一般の方を対象とした内覧会を開催する。
「新しい医療機能が集約するA棟が一昨年に完成し、すでにたくさんの地域の方々に病院を利用していただいております。さらに多くの地域の方や患者様に、新たに竣工したB棟と合わせて、改めて当院のご紹介ができれば」と同院では話している。
参加希望者は当日直接、同病院1階受付へ。
合言葉は「為せば成る」
地域の皆様へ 病院長 内野直樹
この度、全面新築工事が竣工し、212床の病床が全て使用可能となりました。着工以来、皆様には本当にご迷惑をおかけいたしました。お詫びいたしますとともに、暖かく見守ってくださいましたことに感謝申し上げます。今後も“地域が要請する医療、地域に不足する医療を提供する”という基本方針に沿って、努力を重ねてまいります。
病院は、平成26年4月を目途に新しい公的病院グループを結成し、国立病院などとともに、厚生労働省が直接所管する法人に生まれ変わります。公的性格が強まり、地域に不足する医療、不採算医療に、より積極的に取り組んでいくことになります。全ての患者さんたちのために、お役にたてますよう努力いたします。現在欠員となっている診療科も、開くことが出来るよう準備中です。私たちの合言葉はいつも“ Not Say can't! Because we can! ”(為せば成る)です。新しい相模野病院にご期待ください。
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