さがみ緑風園 お寿司で元気に 鮨商が出前サービス
重度身体障害者が入所する支援施設「県立さがみ緑風園」(南区麻溝台/佐藤洋克園長)で8日、相模原鮨商組合(紅林秋男会長)による握り寿司が振る舞われた。
この出前サービスは、43年前から毎年1回、ボランティアで行われている。今年は同組合に所属する寿司職人10人が集まり、それぞれネタを持ち寄って150人分の利用者の食事を提供した。
緑風園利用者自治会長の渡邉詳男さんは、「皆さんが毎年楽しみにしている行事。普段なかなか外出ができない分、お寿司を食べると元気になる」と感謝の気持ちを表した。
用意された寿司には、噛むのが難しい人のために細かくネタを刻むなどの工夫も施されており、利用者への気遣いも見られた。
紅林会長は「私たち鮨商組合としても皆さんが喜んで下さるので、これからも続けていきたい」と話している。
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アゴラ春号5月3日 |
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