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特別対談 変わりゆく葬儀事情に迫る (株)雅葬会 代表取締役 吉井大輔氏 × 日蓮宗妙榮山佛光寺 住職 古橋功順氏
「お葬式は家族だけで」「お墓に入らず、自然に還りたい」など、亡くなった後の一連のセレモニーに選択肢が増えつつある昨今。今回は、葬儀業界初の新サービスで時代の先端をゆく株式会社雅葬会の代表取締役・吉井大輔氏と、700年の歴史を持つ日蓮宗妙榮山佛光寺(緑区若柳)の第41代目住職・古橋功順氏に、業界の最新事情から葬儀にまつわる素朴な疑問などについて聞いた。
―今と昔で、葬儀の在り方はどのように変わってきていますか。
■古橋住職 最近は、子どもに迷惑をかけないようにとご自身でご自分のことを処理される方が非常に多くなってきていると感じます。
■吉井代表 葬儀社の目線から見ますと、お寺を通さないで火葬のみの直葬を選択されるお客様はとても多いです。地域や親戚などの横のつながりがなくなって、義理ごとも減ってきましたよね。
■古橋住職 先祖代々があって私どもがいるという基本的な理念がなくなってきているように思いますね。その要因の一つには、葬儀にお金がかかりすぎるという問題が出てきたのではないでしょうか。
■吉井代表 日本は世界で一番、葬儀費用がかかりますからね。全国平均で約200万円と言われています。最近は医療負担も大きくなってきているので、葬儀にあまり費用をかけられないことが多いですね。それと、以前は葬儀について事前に調べることは縁起が悪いとされていましたが、今はその考えもなくなり、事前に調べられる方が増えています。こうした方々は、後に残される人たちが負担にならないよう、しっかりと準備されていますね。
■古橋住職 葬儀費用をはじめ、時代とともに見えなかったものが見えるような世の中になってきましたね。これまでお布施がいくらだったか聞く人もいなかったですけど、今ではカタログを見れば金額がすぐにわかりますからね。
―雅葬会では業界初の試みとしてホームページで葬儀費用の内訳をすべて公開しているとお聞きしました。
■吉井代表 見積りの詳細な内訳をすべて公開するのは業界で初めてだと思います。500社ほど調べたのですけれども、お客様ご自身で一から十まで細かく、ホームページ上で見積りをつくれるというのは今のところ見てないですね。また、弊社ではお客様が作成されたお見積りで、葬儀の施工を請け負うこともできます。
―なぜ、そうしたシステムを導入されたのですか。
■吉井代表 お客様のニーズが明瞭会計を望むようになってきているからです。お客様ご自身で葬儀費用をお調べしているということは、金額と商品が釣り合ったものを選びたいという方が多くいらっしゃるということです。ですが、ご自身で自由に商品を選んで見積りをつくることができる葬儀社は少ないのが現状です。小さい葬儀社ですと資金力の問題でシステム導入に踏み切れないことが多く、一方で、大きい葬儀社ですと今までの付き合いがありますので詳細な内訳を公開することが難しい。そのため、弊社と同様のサービスを提供できる葬儀社は少ないと思います。金額だけで見れば、弊社より低価格で葬儀を提供されている葬儀社はあると思いますが、私たちは「お客様ご自身でお選び頂き、十分納得されたものを利用して頂きたい」という思いでこのシステムを導入しています。
―システム導入の際、特に意識した点は何ですか。
■吉井代表 お客様のニーズに合わせて微調整できるようにしました。例えば祭壇は、お客様によって7万円から200万円までお選び頂けます。葬儀社の中には「50万円です」と先に金額を決められているところもあるのですが、弊社ではどのプランを選ばれても、祭壇や骨壺などの商品やサービスを一つひとつ、細かく調整できるようにしております。そのため、家族葬でも立派な祭壇を飾ることができますし、一般葬でもお手頃なものを選んで頂くことができます。
■古橋住職 葬儀形態も葬儀プランも、お客様が一つひとつ納得すれば、それが一番いいですからね。
■吉井代表 それと、セットプランを依頼している中でセットに含まれていないものが必要になると、追加料金がかかる場合が多いのですが、弊社ではお客様のご予算に合わせて商品やサービスを自由に組み合わせて頂けるので、50万円のセットプランなのに100万円になってしまったということはございません。
―葬儀費用について、注意すべき点は何ですか。
■吉井代表 実際にかかる費用と見積りの金額に差がないかどうかご確認ください。また、複数の葬儀社にどのくらいのものを望んでいて何人くらいお招きするかという情報をお伝えし、相見積をとって比べられたほうが良いです。例えば弊社では、市民の方が安くご利用できる国が運営している葬儀場を使用することで、葬儀の価格を下げています。
―事前相談にも力を入れておられるんですよね。
■吉井代表 事前相談とアフターフォローに力を入れていますね。事前相談に関しては相談サロンを上溝に出店しました。葬儀関連について、例えば相続や遺言、介護など「終活」のことを一カ所でざっくばらんに聞ける場所は少ないので、弊社のサロンでは幅広くお客様の相談にのることができるよう弁護士、税理士、司法書士など様々な士業の方と連携をとっています。また、お気軽にサロンを利用して頂けるよう、相談は無料としております。
■古橋住職 私は70歳になりますが、60代になってから本格的に「終活」していますよ。私物を必要なもの、必要ではないものに分けて処分しています。「終活」は準備と計画ですね。
■吉井代表 葬儀と相続と掃除、これが「終活」のメインだと思います。人生の棚卸と言われるくらいですからね。より良い老後を歩むため、人生の質を上げるための一つの手段として「終活」はあると思います。まずはお気軽に、どんなことでも相談して頂きたいです。せっかく、葬儀について事前に調べても良い時代になったのですから。
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