SC相模原は今季、昨季から順位を3つあげた9位で全日程を終えた。シーズン途中は敗戦続きで一時14位にまで落ち込んだが踏ん張り、最終節で1桁台に這い上がった。
今季は、昨季の課題だった得点力不足などを補うため経験豊富なMF谷澤達也ら8選手を獲得。監督には新たに西ヶ谷隆之氏が就任し、「好守において自らアクションするサッカー」を掲げシーズンをスタートした。
今季の戦績は12勝6分14敗(勝ち点42)。谷澤は「昨季より順位をあげられたのは良かった」としつつも、「当初思い描いていたサッカーや順位があるが、どちらもうまくいかなかった」と悔しい表情を見せた。
とりわけ中断明けは勝ちきれず、長く苦しい時間を過ごした。西ヶ谷監督が掲げた「攻守において自らアクション」は十分にピッチで表現されたとは言えず、チーム全体が連動性を欠き、上位相手に粘りきれない試合が多々見られた。
だが年間17得点で、得点ランキング2位に輝いたFWジョン・ガブリエルや、加入1年目ながら7得点をあげチームをけん引した谷澤、大卒加入後すぐにスタメンを獲得したGK田中雄大など、個々の能力は光った1年だった。来季はチームビジョンを明確にし、団結することが求められる。
現時点ですでに、GK川口能活の引退や、県1部リーグ時代からSCを引っ張った地元出身のDF工藤祐生、そのほかDF辻尾真二やMF菊岡拓朗ら中心選手の退団が決まっている。一方で、ストライカーのジョンは残留が決定。ジョンを中心に新チームで体制を立て直し、2015年以来の上位争いに食い込みたい。
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