アメリカンフットボールの日本最高峰・Xリーグが8月24日に開幕し、ノジマ相模原ライズは同日、強豪・パナソニックと初戦で激突する。今季はホーム・相模原ギオンスタジアムで1試合を予定。市民の注目も高まる中、須永恭通ヘッドコーチに今季の意気込みを聞いた。
――昨年の戦いをどう振り返りますか。
昨年は新外国人の11ジミー・ロックレイがQB(クォーターバック)を務めるなど新しいチームづくりとなったが、彼はひたむきに頑張ってくれて、コーチや選手などチームの信頼を勝ち取ってくれたシーズンだった。今季は攻守にわたり、新加入の選手に期待感がある。この春は大一番のパールボウルの準決勝でIBМに敗れ、全員が悔しい思いをした。ただ、あそこはいろんなことを必死に積み上げてきた結果。良かった部分、足りなかった部分がわかって、皆すぐに前を向けた。
――チーム状態は。
まず、選手の人数が増えた。新人、移籍選手ともかなりレベルの高い選手が加入してくれて、既存のベテラン選手たちとうまく融合してこれまで以上のチームになるのではないかと手ごたえがある。怖いのはけがだけ。スタミナ負けだとか、そういう心配、課題は選手の人数増加で、改善につながるものと思う。
とにかく選手、コーチ、スタッフなど個々が昨季を超える役割を全うできるかどうか。チームとして日本一という目標がある中で、個の力がとても大事。元々まとまりがあるチームだから、各自で意識し合い、強い選手たちの集団になれば、それこそ最も強いチームになる。そこをめざしたい。
――選手の状況は。
85八木雄平、ゼロックスから移籍の10加藤雄哉、41歳で復帰の80前田一之、リクシルから移籍の14西川大地、新人の23伊藤雅恭、2宮幸崇、26森本紘介、新人の29吉田光輝、32小林篤実、35佐々木大輔はレベルが高い。7リー・ハイタワー、36星野慶一郎、副将の5田中喜貴、主将でチームの中心・90伊倉良太、17小林貴紀、8有馬陸にも注目。特にロックレイの控え選手である小林の働きは十分、彼は遂行力があってとても楽しみだ。選手の底上げが上手くいき、段々チームの穴がなくなってきているのを感じる。それがチーム内の競争にもつながり、好循環が生まれている。心配なのは本当にけがだけだ。
――今季はどんな戦いを見せますか。
平常心で戦うこと。特に変わったことをするのではなく、練習での最高のプレーをそのまま出し切りたい。自分たちで墓穴を掘るようなミスは犯さない、練習でのベストを出せれば大丈夫だと思う。それだけ期待感は強い。選手、コーチ、スタッフ、一生懸命にやる人間の集団になっていて、それがチーム全体の充実感につながっている。きっと、期待に応えられるような良いフットボールを見せられる。
初戦のパナソニックは確かに大事だが、とにかく目の前の試合、目の前のプレーにどれだけ持てる力をぶつけられるか。そして、最終的に第4Qが終わって相手を上回っているかだ。
――ファンにひと言。
今年は優秀な新人、コーチ、スタッフが多く加入し、既存選手たちと融合し楽しみなチームになった。いままで以上のフットボールを見せられる。ぜひスタジアムに来ていただき、応援してほしい。よろしくお願いします。
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