新議長に田中康介氏
地域連合が定期総会

議長に選出された田中氏
最後は恒例の「団結ガンバロー」で締めくくられた

　労働組織「相模原地域連合」が12月10日、相模原教育会館（富士見）で35回目の定期総会を開催した。10年務めた川崎晴彦議長が退任し、新たに田中康介氏が議長に選出された。

　田中氏は基幹労連・三菱重工労働組合相模原支部出身。議長就任にあたり、退任する役員への感謝を示すとともに、「皆さんから渡されたバトンを次の時代に継承していくためにも、連合運動のモデルチェンジをはじめ、変化や改革が求められる時代に差し掛かっている。多くの役員が新任ではあるが、五役、幹事の皆様をはじめ、加盟組織の皆様の協力を得ながら、連合運動を推進してまいりたい」と決意を表明した。

｢安心社会へ果敢にアクション｣

　総会には奈良浩之副市長や地元選出議員ら来賓、関係者など約50人が出席。２０２６年度の活動方針（案）、予算（案）が提案・承認されたほか、第35回定期総会スローガンとして「安心社会へ果敢にアクション！〜広げよう『理解・共感・参加』の輪〜」が示された。

　退任にあたり役員功労者表彰を受けた川崎氏は「１９９１年に地域連合ができてからデフレの中でずっと活動してきた中で、ここ３年の急激なインフレ・物価高。時代は変わったとつくづく感じる。会社の中もＡＩやＤＸで大きく変わってきている。ただ、その中でも最終的に判断するのは人。人がいないと組織も仕事も上手く回らない。そのために労働組合の力は重要。血の通った活動にしっかり会社を向かせるのも労働組合の役割」とし、「新しい時代の労働組合を引っ張っていくリーダーとして頑張って」と呼びかけた。