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田名中1年須田煌大君 K─1アマで全国2連覇 同年代に敵なし 「世界獲る」

スポーツ

公開:2020年4月16日

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大会優勝後、トロフィーと賞状を手にする煌大君(写真提供K─1)
大会優勝後、トロフィーと賞状を手にする煌大君(写真提供K─1)

 無敗の世界王者へ―。

 田名塩田在住で、田名中学校1年の須田煌大君=K─1ジム相模大野所属=が3月に都内で行われた「第9回K─1アマチュア全日本大会」のキッズ(小学生)Aクラス5〜6年生重量級で優勝し、前回大会に続いて2連覇を果たした。

 K─1アマチュアとはK─1をより身近に、老若男女が安全に楽しめるよう設立されたスポーツ。煌大君は小学4年生で同競技を始めると、天性の才能と弛まぬ努力でめきめきと力をつけ、6年生への進級と同時に最もレベルの高いAクラス(顔面パンチあり)に昇級。昨年9月の前回大会では初出場で優勝とMVPをW受賞した。

 迎えた今大会の決勝では、前回大会で相まみえた選手と再戦。自身より一回りも大きい相手に力負けせず、打ち合いを制した。大会を終え、煌大君は「2連覇をめざしていたので優勝できてほっとした」と話す一方で、「相手の攻撃を受けすぎてしまったので、試合内容としては納得できていない」と次に生かすための反省も忘れなかった。

憧れは「魔裟斗」

 煌大君は普段、週6回ほどジムに通い中学生らを相手に1時間みっちりトレーニング。帰宅後も体幹を鍛えたり走り込むなどK─1漬けの毎日を送る。元格闘家の父・大さんは「元々は大人しい子だったけど、最近は性格面も頼もしく変わってきている。技術はあるので、今のまま全体をスキルアップしてくれれば」と期待を寄せる。

 憧れの選手には、元K─1世界王者の魔裟斗を挙げた。「ファイトスタイルが自分に似ていると思う。ボクシング技術も高い」。父・大さんの勧めで始めた格闘技だが、「お父さんは厳しい時もあるけど、いてくれたから格闘技を始められた」と感謝を口にする煌大君。もはや同年代では敵なしの強さで、格闘技選手としてさらなる高みをめざしディフェンス面を磨いていきたいという。

 将来の目標は「世界チャンピオン」。まずは中学生のうちにプロの資格を取ることをめざす。将来に向けて煌大君は「無敗で格闘技人生を終わりたい。何階級も制覇できる選手になれたら」と意気込んだ。
 

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