「有機物と水、惑星とつながっている」
探査機・はやぶさ2カプセルが地球帰還の成功を記念した特製のデザインマンホール蓋が完成し12日、市役所で津田雄一はやぶさ2プロジェクトマネージャを招いたお披露目式が行われ、一般公開された。その後、市内2カ所に設置され、早速、市民らが真新しいマンホールを撮影に集まるなど注目を集めた。
式典では、出席した本村賢太郎市長と宇宙をテーマとしたまちづくりでJAXAと深い関わりがある淵野辺の商店街「にこにこ星ふちのべ商店会」の萩生田康治会長が除幕をし、ベールに包まれたマンホールが披露されると会場から拍手が上がった。津田マネージャは「(マンホールの)デザインも素敵で市民の身近なところにはやぶさ2が残ることがうれしい」と喜びを示した。下水道と宇宙へのつながりについても言及し、「マンホールの下にある有機物と水は惑星のそれとつながっている。このマンホールがそうした下水道のイメージアップにつながれば」と期待を込めた。萩生田会長は「マンホールを誇り、観光資源にしながら下水道の大切さを再確認してもらえれば」と話すと、本村市長は「市ははやぶさ2のふるさとであり、宇宙に一番近い町であると実感してもらい、子どもたちには(市内出身の)津田さんの雄姿を見て夢を持ってほしい」とメッセージを送った。
式典後、マンホールは淵野辺駅南口駅前広場と市立博物館入口付近に設置。同駅南口には設置の様子を見物しようと多くの人が集まった。撮影していた女性は「最初のときに触れることができて、すごくうれしい」と興奮した様子だった。
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