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野球用品製造販売・ムラタ 大舞台「目いっぱい輝いて」 選抜に臨む球児にエール

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掲載号:2021年3月18日号

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自社ブランド「メジャーステージ」のグローブとバッグを紹介する村田社長=13日
自社ブランド「メジャーステージ」のグローブとバッグを紹介する村田社長=13日

 2年ぶりに高校球児の春が帰ってくる-。3月19日(金)に阪神甲子園球場で開幕する選抜高校野球大会。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、多くの球児の涙を見た。今春の開催は、選手はもとより関係者や全国の野球ファンにとってもコロナを打ち払う希望の光だ。そして、相生で野球用品などを製造販売する「ムラタ」の村田淳社長(62)も、大会の復活を喜び、球児たちを応援する「野球ファン」の一人だ。

学生野球に浸透

 村田社長は地元・相生のチームで少年野球を始め、桜美林中学、桜美林高校へ進学。1番右翼手で出場した夏の甲子園で全国制覇を果たし、日体大4年の秋は明治神宮大会を制した。プロの夢は叶わなかったが、青春時代を捧げた学生野球への思い入れは人一倍強い。

 そんな村田社長が経営するムラタは、自社ブランド「メジャーステージ」の企画・製造・販売やスポーツ関連製品の取り扱いなどを行う。創業は1970年代後半で、村田社長の父が相生に興した産業資材を手がける個人商店が始まりだ。村田社長が入社しスポーツ用品を扱い出すとともに85年に株式会社化。練習用Tシャツの販売から開始し次第に大手メーカー品も取り引きするようになった。98年春には村田社長念願の自社ブランド「メジャーステージ」を発足。ブランド名には「大きなメジャーの舞台に立ってもらいたい」という思いを込めた。

 初めて自社ブランドが世間の目にふれたのは、松坂大輔投手擁する横浜高校が春夏連覇を果たした98年の全国高校野球選手権。当時、東福岡高校のエースだった村田修一選手(現・巨人コーチ)がメジャーステージのグローブを着用した姿が「ブラウン管に映った第1号ではないかな」と村田社長は記憶をたどる。

 個々の選手やチームとの直接的なやり取りによりニーズを細かく汲み取るオーダーメイドで、学生を中心にユーザーの信頼が厚いこのメジャーステージだが、高校野球でも目にする場面が多々ある。吉田輝星投手を擁して巻き起こした旋風が記憶に新しい秋田県・金足農業のナインは、同社製のオリジナルバッグを担いで甲子園球場に降り立った。また、市内でも相模原高校や相模原弥栄高校に野球用品を提供。そして、今年の選抜では北海道の北海高校と沖縄県の具志川商業が、ブランドロゴの付いたバッグをダッグアウトへ運び込む姿が見られるはずだ。

「喜び実感して」

 コロナ感染が広がり中止になった昨年の選抜。「ショックだった。ここまで影響があるものかと」と村田社長は当時の心境を振り返る。「めざして練習に励んでいたものが突然なくなる。それを糧に頑張れ、とは簡単に言えない。本当に言葉が見つからなかった」。あれから1年が経った。2年ぶりに復活し、まもなく開幕する大会を前に自身の記憶を呼び覚ましながら、「甲子園に出場した時はうれしかった。まず球場に入ってそれを実感してほしい。目いっぱい泥んこになって、うれしさを体中で実感してほしい」と目を細める。村田社長は「どのチームを見てもうれしい」と続け、大会2日目に登場する地元の東海大相模も「もちろん頑張ってほしい。小学生の頃、夏の甲子園で優勝して市役所でパレードを観た。強いなあと思ったよ」とうれしそうに回想。「選手たちには、今、置かれた環境で全力でプレーしてほしい。人生はどうなるかわからないもの。この一球がその後の自分の生きる環境につながるかもしれないから」と元・高校球児から現役高校生に向けてエールを送る。

 地元での取り引きもあるが県外の顧客も多く頻繁に地方へ出向くため、「相模原で自社製品を普及させるのが課題」と話す。一方、「地元の子どもたちが将来大きな舞台に立った時、相模原発の製品を使っていることを誇りに思ってもらえるブランドになることが地域貢献であり当社の使命」と語る。相模原の野球少年が製品を手に、ブランド名の通り世界へ羽ばたく日を夢見ている。

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